起死回生の満塁弾を放ったヤンキース・ボルピ、松井秀喜さん活躍で世界一になった2009年Vパレードに参加、“生粋”のヤ軍ファン
◇29日(日本時間30日) 大リーグワールドシリーズ第4戦 ヤンキース11―4ドジャース(ニューヨーク) ◆大谷翔平の妻・真美子さん、“定位置”に「今日もいる」奥さま会【写真】 ヤンキースは地元のワールドシリーズ第4戦でドジャースに大勝した。土俵際から一矢を報い、シリーズを1勝3敗とした。 1―2と1点を追う3回2死満塁。アンソニー・ボルピ遊撃手(23)が2番手ハドソンの内角低め143キロのスライダーを引っ張った打球は、左翼席に飛び込む逆転満塁アーチとなった。 試合中継局FOXのジョー・デービス実況は「ボルピが贖罪(しょくざい)の一発! ヤンキースタジアムを、そして今シリーズを揺るがすグランドスラムとなりました」。相方のジョン・スモルツ解説は「ヤンキースが最も必要としているときに完璧な場所、完璧なタイミングで飛び出した一発だった」と評した。 ここで同局は一枚の写真を紹介。その中で、ヤンキースの帽子をかぶった8歳のアンソニー・ボルピ少年が、満面の笑みで道路を眺めている。2009年、ヤンキースは最後のWS優勝を達成。松井秀喜さんが3本塁打8打点と爆発し、シリーズMVPに輝いた。近郊のニュージャージーで育ったアンソニー・ボルピ少年はニューヨークでの優勝パレードに参加。そのとき撮影されたのが、件の一枚だ。 ボルピは自身のインスタグラムに「ヤンキースファンとして生まれ、ヤンキースファンとして育った。ヤンキースファンにとって大事なものである優勝をもたらすために、全力を尽くす」と記している。
中日スポーツ