甲子園とは無縁だった天才6人
佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)
投打:右投右打 身長/体重:192㎝/92㎏ 生年月日:2001年11月3日 経歴:大船渡高 ドラフト:2019年ドラフト1位 今や日本球界のエースとして君臨する佐々木朗希。“令和の怪物”と呼ばれた佐々木は高校最後の夏、波紋を呼ぶ結末で甲子園出場を逃した。 中学時代から大きな注目を集めていた佐々木は、地元の大船渡高に進学。2年時には157キロを計測する剛速球を武器に、エース格へと成長していった。 そして迎えた3年夏、県大会で高校生投手史上最速タイとなる160キロを計測するなど圧巻のピッチングを見せ、チームを決勝進出に導いた。 しかし、準決勝までの4試合で435球を投げていたこともあり、故障予防という監督の判断で決勝戦には登板せず。チームは破れて甲子園出場を逃し、この判断が賛否両論を巻き起こした。 それでもドラフトでは目玉として注目され、4球団競合の末に千葉ロッテマリーンズに入団。年々ステップアップを見せ、2022年には完全試合の偉業達成。WBCでは侍ジャパンの一員として世界一に貢献するなど、球界を代表する投手として名を馳せている。
高橋周平(中日ドラゴンズ)
投打:右投左打 身長/体重:180cm/90kg 生年月日:1994年1月18日 経歴:東海大甲府高 ドラフト:2011年ドラフト1位 高校通算71本塁打を記録し、世代屈指のスラッガーとして知られた高橋周平。甲子園出場こそならなかったが、ドラフト1位でプロ入りを果たした。 高橋は、山梨県の強豪・東海大甲府高でプレー。1年夏から「4番・三塁」としてチームの主軸を担った。同大会は準決勝で敗れたが、高橋は打率.385(13打数5安打)をマークした。 迎えた3年夏、山梨県大会を順調に勝ち進み、準々決勝で山梨学院大付高(現:山梨学院高)と対戦。高橋はこの試合で3打点を挙げる活躍を見せたが、チームは惜しくも4-5でサヨナラ負けを喫した。 3年間で甲子園出場は果たせなかったが、持ち前の打棒が高く評価され、高校日本代表に選出。AAAアジア野球選手権でチームを優勝に導く活躍を見せ、大会MVPにも輝いた。 迎えたドラフト会議では3球団から1位指名を受け、競合の末に中日ドラゴンズへ入団した。 高卒7年目の2018年に三塁のレギュラーへ定着し、翌2019年にはベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。 近年は成績を落としている高橋だが、現在もチームの一軍戦力として活躍を続けている。
ベースボールチャンネル編集部