谷口の「堅実プレー」とロングボールを「跳ね返す」CB2人、「手を抜かない」堂安、伊東、中村、前田らWB【ワールドカップ出場に王手「日本代表」奇跡の10秒】(1)
■「得点力不足」という言葉が死語に
今年9月から行われた「アジア最終予選」の6試合で、日本は22ゴールを奪い、失点はわずか2。「得点力不足」という言葉が「死語」になってしまうほどの快調な攻撃を見せた。しかし、「勝点16」を得た最大の理由は「守備」にあったと、私は考えている。 何よりも、ボールを失った瞬間の切り替えの早さがライバルたちを圧倒していた。これこそ現代サッカーの最も重要なベースのひとつなのだが、日本代表の切り替えの早さは間違いなくワールドカックラスに達している。その切り替えの早さと前線からの追いかけを受けて、遠藤航と守田英正の両ボランチが巧妙なポジショニングで中盤にネットを張った。 そしてディフェンスラインでは、谷口彰悟の堅実無比なプレーを中心に、板倉滉と町田浩樹が高さと強さで相手のロングボールをはね返した。両サイドの「ウイングバック」としてプレーした堂安律、三笘薫、伊東純也、前田大然、中村敬斗らは、攻撃から守備に切り替わるときにいち早く動いて守備の第一歩をつくるとともに、手を抜くことなく下がってDFラインを助けた。
■「美しい」と表現できるほどの守備
6月までの2次予選6試合で無失点(24得点)だったことはともかく、この最終予選に入っての6試合でも守備を崩されての失点は11月の中国戦(厦門)の1点だけ。オーストラリア戦でオウンゴールがあったが、強豪がそろう3次予選C組の6試合でわずか2失点というのは、2022年カタール大会のアジア最終予選の6試合の段階での成績(4勝2敗、得点5、失点4)と比較しても、見事と言うしかない。 その守備力の極致のようなプレーが、サウジアラビア戦の「3連続ブロック」だった。そのプレーは、「美しい」と表現できるほどのものであり、守備、それも集団としての守備でこれだけのパフォーマンスを出せることに、日本代表の現在の力の根源を見ることができる。
大住良之
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