中大「やっぱり強かった」 2位で存在感示す 箱根駅伝往路
第101回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間107・5キロで行われ、青学大が往路優勝。中大が1分47秒差の2位で続いた。 ◇ 2位でゴールした中大の園木を、チームメートは「よくやったよ」と歓喜の輪で迎えた。青学大、国学院大、駒大が「3強」と言われる中で存在感を示し、藤原正和監督は「想定より上(の順位)にきた。やっぱり強かった」とたたえた。 1区で流れを作った。吉居が「スローペースは嫌だった」と序盤から飛び出し、独走した。2位に1分32秒差をつける区間賞の走りで勢いづけると、4区までトップでたすきリレー。5区の園木は、10キロ手前でトップを譲ったものの粘り、2位を死守した。 節目の100回大会での優勝を狙った昨年は、体調不良者が続出して13位に終わった。今季も、主力を温存した昨年10月の予選会は6位、11月の全日本大学駅伝は12位に沈んだ。全日本後の2カ月は、生活面の心構えから見直し、意識を高く、練習を積んできたという。吉居は「全日本の失敗で考えの甘さに気づけた。負けが成長のきっかけになった」と、この日の好走につなげた。 「ここまできたら、頂点を狙いたい」と指揮官。青学大との1分47秒差を、必死に追いかける。(久保まりな)