【アルゼンチン共和国杯】スタミナが不可欠な条件 有力馬で適性が高いのは?/坂上明大の重賞血統査定
ショウナンバシット
母母オーサムフェザーは10年BCジュベナイルフィリーズ、11年ガゼルSを含めてデビューから10連勝を果たした一流馬。シルバーステート×Medaglia d'Oroの本馬はLyphardの5×5を中心とした機動力型に出ており、芝中長距離で先行力を生かす競馬がベストでしょう。東京コースでは展開の助けが欲しいところです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★
セレシオン
母クルソラはアルゼンチンの芝2000メートルGⅠを2勝した名牝で、繁殖牝馬としても本馬の他にピオネロやクルミナルといった重賞好走馬を出しました。ハーツクライ産駒の本馬も同牝系らしい万能タイプで、コースを選ばず堅実な活躍を見せています。ただ、スタミナに優れた配合形ではないだけに、今回は2500メートルへの距離延長が課題となりそうです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
メイショウブレゲ
母メイショウスイヅキは芝1400メートル以下で3勝を挙げた短距離馬。ただ、ゴールドシップ産駒の本馬はサンデーサイレンスの3×4の影響もあり緩さが目立つ長距離馬で、5走前には芝3000メートル戦である万葉Sを制しています。また、ゴールドシップはRobertoの血も薄く引いており、東京芝2500メートルでの成績も抜群。アルゼンチン共和国杯はピッタリの舞台でしょう。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
坂上 明大