福田龍彌（左）は芦沢竜誠にKO勝ちする（撮影・滝沢徹郎）

＜RIZIN：DECADE大会＞◇31日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ 　後半パート「RIZIN49」の第7試合（バンタム級＝61キロMMA）で、DEEPフライ＆バンタム級同時2階級制覇王者の福田龍彌（32＝MIBURO）と、MMA4戦目の元K－1戦士の芦澤竜誠（29）が対戦。“壬生の大蛇”福田が、人気者の“BADナマズ”芦澤を1Rわずか54秒で飲み込んだ。 【写真】芦沢竜誠にKO勝ちしポーズを決める福田龍彌 　サウスポースタイルの福田はジャブを出しながらジリジリと距離を詰め、初めて出した強烈な左ストレートで芦澤を倒し、そのままパウンド連打で秒殺した。キャリアの違いをまざまざと見せつけた福田は「まず芦澤君、ご指名ありがとうございました！　これがDEEPのチャンピオンです。強いっしょ？　強いっしょ？　まあ、ほんまに13年戦ってきて、みんなに喜んでもらえる戦いってのは得意なんで。またチェックしてください。良いお年を！　オブリガード！」とまったく疲れた様子もなく笑顔で話した。 　福田は試合前の会見でも「今までの試合とか見てくれたら、スポーツというつもりでやってるのか、やるかやられるかという気持ちでやっているのか、たぶん分かると思う。芦澤くんもあさって、試合で分かってくれると思います。リングの中で。その感想は試合後、聞いてあげてください」と話し「やってきた年数が違うからね、場数と。多分まだまだ体験したことないことを、俺はいっぱい経験してきてるよっていう。MMAという競技で。そういうのは（芦澤の試合を）見てて思います」と圧倒的な自信を見せていた。