「マイナ保険証」12月2日に本格移行でどうなる? 健康保険証は使える? 疑問をわかりやすく解説 一方でトラブル続出で医師からは「医療の妨げになる」
例えば、苗字の山崎の「崎、﨑」、高橋の「高、髙」など、標準の字体とは異なるものの読み方が一緒の漢字があります。この「崎、﨑」や「高、髙」の文字が機械で読み取れずに画面上には「●」で表示されました。 山崎の「崎、﨑」が読み取れず「山●」と表示された場合、病院では訪れた人に確認しようにも、「山田」や「山本」などの苗字も考えられるため、どう呼び出して確認するべきか対応に迷いや遅れが生じます。トラブルは他にも…。 ■保険証の確認取れず、一旦患者に医療費「10割負担」を求めたケースも… 機械がカードを読み込みむことができず、職員が元の保険証で対応することになり、時間が費やされた事例もあったといいます。 青森県保険医協会 津川信彦 会長 「マイナ保険証の一本化をやることで無駄な時間が割かれてしまって、本来の医療の妨げになっているのを全国の医師が実感しています」 また、保険証の確認が取れずに一旦、患者に医療費の10割負担を求めたケースもあると言います。 青森県保険医協会 津川信彦 会長 「最初の一回目だけはやってもらうが、これは無理だなという人がおりますので、その時は、今ある健康保険証を使って本人確認をするように実際はやっています」 ■政府の対応は? 政府は、現在発行している保険証は最長あと1年使えるほか、保険証の代わりとなる資格確認書を送るなどして安心して診療を受けられる環境を整備していると説明しています。 福岡資麿 厚生労働大臣(11月22日の会見) 「マイナ保険証を基本とする仕組みへの移行に向けて引き続き、国民の方々の不安解消に向けた取り組みを進めていきたいと考えています」 今の健康保険証が新規発行されなくなるまで1週間を切る中、マイナ保険証にトラブルが相次ぎ、政府は対応や説明に追われています。
青森テレビ
【関連記事】
- 「幼虫が体の中をさまよい続ける」顎口虫が皮下に入るメカニズムとは?アニサキスだけではない怖い寄生虫 なぜ青森県で大量発生?
- 都道府県の魅力度ランキングが発表! 青森県の順位に唖然… その理由は「中心都市の仙台までの距離が結構あって東京に行くにも遠い。かつ寒くて雪も降る…」
- 「歯ブラシでめたくそに刺した」同室の入院患者の喉元に『電気シェーバーの刃』を押し当て『歯ブラシ』をまぶたに突き立てた 58歳の男が殺人を犯した理由とは…
- 暴れ牛のような272キロの巨大マグロを一本釣り!なんと釣り上げたのは埼玉の一般人
- 日本一の次は『世界一』女子相撲の全国高校選手権・軽量級で初代女王 新井田未徠さんの描くミライ「日本一をとるために高校3年間がんばってきた…」相撲に恋した17歳の女子高校生