「マイナ保険証」12月2日に本格移行でどうなる? 健康保険証は使える? 疑問をわかりやすく解説 一方でトラブル続出で医師からは「医療の妨げになる」
… … … 12月2日の本格移行が迫るなか、青森県内の医療機関では、マイナ保険証のトラブルが相次ぎ、医師からは診療に支障が出ることもあると指摘されています。 ■「マイナ保険証」浸透していない現状 12月2日(月)から今の健康保険証の新たな発行はなくなり、「マイナ保険証」へと一本化されます。ただ、県内でマイナ保険証が浸透しているとは言えないのが現状です。 市川麻耶キャスター 「マイナ保険証も持っているけれども実際は使っていないという人の声が多く聞かれました。県内ではまだこのマイナ保険証が浸透していないのが現状です」 病院を訪れた人は 「マイナンバーカードは何か他に使うの?戸籍謄本とか諸々でしょう」 「これからは必要だから、必ず持って歩かないとだめだと思います。何があってもそれ1つあれば、病院でもどこでもいきますので」 厚生労働省によりますと全国の医療機関で今年9月にマイナ保険証を利用した人はわずか13.87%、県内でも12.4%と低迷しています。普及が進まないなか、なぜ、導入を進めるのでしょうか? ■メリットは『業務の効率化』のはずが… 政府はマイナ保険証を使えば患者の同意を得ることを条件に医師が薬の処方歴などを閲覧できるため、適切な治療につながると説明しています。 村上新町病院 村上秀一 理事長 「メリットは便利になること。いままで健康保険証をいろいろ書いたり写したり、カルテに書いたりするのが、全部番号で一括入れるだけで番号と顔認証でできる。そういうことが簡単になりますよね。ただ、その時に『機材』や『システム』がちゃんと働いていることが前提な訳ですよね」 メリットは業務の効率化につながること…のはずなのですが…。 市川麻耶キャスター 「様々なメリットがあるマイナ保険証ですが、一方で機械の不具合や暗証番号の間違いといったトラブルも心配されています」 まさかのトラブル続出に医師も悩まされています。 ■苗字の一部が「●」で表示?実際にあった「マイナ保険証」のトラブル 青森県保険医協会 津川信彦 会長 「本人というのを、こちらのコンピューターが把握できないということが起きている。資格を確認できないとなれば、私たちは診療ができない状態に入りますので…」 開業医の63%が加入する全国保健医団体連合会が、実際にあったマイナ保険証のトラブルに基づき作成した動画。病院を訪れた患者の名前が、一部「●」で表示されています。
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