DAIBOUCHOU、なごちょう、足立武志 株式投資で成功した3人は決算書の“ここ”を見る
順調に伸びていた業績が横ばいになった、鈍化した場合は、坂道を転げ落ちるようなチャートを描きやすく、手は出さない。保有銘柄の株価が25日移動平均線を下回ったら売るようにしている。 ■PBR1倍割れが基準の1つ 割安かどうかを見るうえで、PBR(株価純資産倍率)1倍割れというのが基準の1つとなる。だが、東京証券取引所がPBR1倍割れ企業に改善策を求めているのに、なかなか改善されないという場合は、何らかの問題があるという見方もできる。
そのためこの基準にプラスして、業績が毎年黒字であり、かつ配当も出しているかどうかを確認している。PBRが0.5倍の銘柄が見つかったとしよう。毎年利益を出しており、10年後には純資産が倍くらいになりそうなら、株価も同様に倍になるはず、という予測が立てられる。このように自分でルールを決めてしまうと、投資スタンスのブレなく銘柄を探せる。 足立武志(あだち・たけし)/足立公認会計士事務所代表。個人投資家への情報提供にも積極的。株式投資の著書多数。
(構成:編集者・ライター 大正谷成晴)
大正谷 成晴 :編集者・ライター