第2子をためらう“2人目の壁”事情 「存在する」と回答した人78.9%…4児のパパ・ユージが子育てを振り返る
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。この記事では、10月21日(月)~10月25日(金)の放送から、ニュースを象徴する1つの数字にスポットを当てるコーナー「SUZUKI TODAY’S KEY NUMBER」で取り上げたトピックを紹介します。
◆第2子をためらう“2人目の壁”は存在する 「78.9%」
公益財団法人1more Baby応援団は、2013年から毎年、既婚の男女約3,000人を対象に意識調査を実施しており、そのなかで、日本が産みやすい国に近づいていると「思わない」と答えた人の割合は76.8%に達し、同じ質問を始めた2017年以降、最も高い数字となっています。 また、第2子以降の出産をためらう、いわゆる“2人目の壁”について、「存在する」と答えたのは78.9%で、こちらも過去最高。その理由では、子育てや教育など家計が見通せない経済的な理由が73.4%でトップ。次いで、第1子の子育てで手一杯が45.3%と続き、多くの要因が影響していることがうかがえる結果となりました。 4人の子どもがいるユージは「子どもが1人いると確かに大変なことが増えるし、夫婦2人でいるときとは明らかに生活が変わりますよね。僕は1人目から2人目になって(子育ての大変さが)倍になったとは思わなかった。もちろん1人目からちょっと大変さは増すけど、完全に倍に増えたわけじゃない1人いる時点でかかる手間は相当あって、それが2人目3人目となると、お金の負担はあるけど、生活するうえでの身体的な大変さは、すごく増えたわけではなかった」と実感を語っていました。
◆エンゲル係数 「42年前」に逆戻り
10月に値上げした食品は、今年最多の2,911品目にのぼり、食料品や電気代などのエネルギーを中心とした値上がりの波は全く収まる気配がありません。そんななか、家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は、今年1~8月では28%まで上昇。エンゲル係数が高くなるほど、生活水準は低くなると言われています。今回の数値は、1982年以来の高い水準となっており、42年も前に逆戻りしています。 ユージは、「今年は、新米の価格高騰とかもあったし、そういうことも影響しているのかもしれないね」と推察していました。