次にウクライナで何が起きるか|週末に読みたい海外メディア記事4本|2024.2.17-2.23
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今週もお疲れ様でした。 ロシア・ウクライナ戦争 の開始から2年、戦況は「膠着状態」にありますが、昨日公開の 鶴岡路人氏の論考 にもあるように、膠着状態は決して「安定的」であることを意味しません。ロシアがウクライナ支配に短期間で成功することも想定された当初を振り返れば、現状はウクライナが国際社会に対する様々な働きかけによって(そしてもちろん、自らの戦いによって)辛くも手繰り寄せた力の拮抗だと言えそうです。 ただ、この戦争が長期戦が確定的になったという意味では、現状を踏まえて新たな見通しを立てて行く必要も生じています。米「フォーリン・ポリシー」誌サイトから特集記事をご紹介します。 日本では日経平均株価が過去最高値を上回ったことが話題です。一方でDGP(国内総生産)は2四半期連続でマイナス成長。「わくわくしますねっ」と若い世代に水を向けられ複雑な顔で頷く“89年を知る世代”……はおそらく今週の日本各地で繰り広げられた光景ですが、「海外で稼ぐ力」も評価される株価と、「国内で産出された付加価値の総額」であるGDPの乖離を見れば、この34年の間に存在する「経済のグローバル化」の意味合いを改めて考えなければとも思います。
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