大手企業とともに教育カリキュラム構築へ「長崎総合科学大学」2027年新学部設置に向け協議会《長崎》
NIB長崎国際テレビ
2027年に脱炭素やデジタル分野に関する新たな学部の設置を予定している「長崎総合科学大学」が、方向性などを話し合う1回目の協議会を24日に開きました。 国内の大手企業とともに、教育カリキュラムの構築を進めます。 (長崎総合科学大学 黒川 不二雄学長) 「この分野を学部規模でやっていくのは世界初。いいモデルとなるように頑張りたい」 長崎総合科学大学が2027年の開設を目指している「先端グリーン・デジタル理工学部」。
附属高校の校舎の近くに建設する新たな学部棟を拠点として、脱炭素や再生可能エネルギーといった「グリーン」と、ロボットやAIなどの「デジタル」の2つの分野を重点的に学ぶ場を提供します。
24日は、新しい学部の理念や方向性、教育プログラムなどについて話し合う1回目の協議会が開かれ、国内の大手メーカーや県内企業など26社が参加しました。 企業が求めるのはどのような人材なのか、意見を聞きながら教育カリキュラムの構築を進めます。
(長崎総合科学大学 黒川 不二雄学長) 「企業からこういう勉強をしておいてほしいとか、学生も企業のところに行って直に技術者と話をして、自分はどんな勉強すれば役に立てるのかということを(企業と)密着してやっていく」 2029年には、現在の「総合情報学部」を拡充しAIに特化した人材を育てる「先端情報学部」とするなど、段階的に学部の再編を進め、2031年には学生を現在の2倍以上に増やしたいとしています。