スマホサポーター育成 シニアの疑問親身に 八戸市が講習会
八戸市は14日、高齢者に対してスマートフォンやタブレットの操作を指導できる、指導者育成を目的としたワークショップ「はちのへスマホサポート講習会」を開催した。参加した約20人が、シニア世代にスマホなどの使い方を教える際のノウハウを学んだ。 市の「いきいきとしたデジタル社会推進事業」の一環で、同事業の委託事業者である「コネクトグローカル」(八戸市)が企画。講師は「浜と山と」(同)代表の蕨加奈子さん、「みらいクリエイド」(同)代表の森淑乃さんが務めた。 参加者は、シニア世代がスマホに苦手意識を持つ理由や、支援する側に求められる心構えなどを学んだ後、実際にスマホに不慣れな高齢者らに対応する「実践会」に臨み、使用する上での疑問や困りごとに、親身になって答えた。 実践会終了後には、蕨さんが「シニア世代がスマホを学べる機会は少ない。みなさんが地域のサポーターになって、手伝ってあげてほしい」と呼び掛けた。 参加した新郷村の公務員湯川聡之さん(31)は「スマホを使い慣れている目線と、そうではないシニア目線の違いが、実際に対話することで見えてきた。勉強になった」と話していた。
デーリー東北新聞社