炙り海鮮丼が「八犬伝」バージョンに 映画公開を記念し期間限定で 館山(千葉県)
映画「八犬伝」の公開(25日)を記念して、館山炙り海鮮丼が、期間限定(11日~12月13日)で八犬伝バージョンとして提供される。海鮮丼とともに現在提供しているスムージーが、店舗ごとのパフェに変更される。 炙り海鮮丼は、地場産の魚介類などを巨大な三段どんぶり重に盛り付けた海鮮ご膳。食の魅力で観光を盛り上げようと、館山市内の飲食、宿泊業者が考案して2012年から提供している。誕生から12年がたち、これまでの提供食数は13万食を超えている。 現在は事前予約制で、たてやま旬鮨海の花、波奈総本店、休暇村館山、たてやま温泉千里の風の市内4店舗で提供している。価格はいずれも3500円(税込み)。 八犬伝パフェは、南総里見八犬伝の八霊玉に着目し、提供4店舗が「仁、義、礼、智」とそれぞれのテーマでミニパフェを開発した。 波奈総本店では「仁」をテーマにした「滝沢馬琴の羊羹パフェ」と「葛飾北斎の柚子パフェ」の2種類のパフェを提供。客にメニューを選択してもらうことで、慈しみ、思いやりという意味を持つ「仁」を表現しているという。 波奈総本店で4日に行われた新バージョン発表会で、森正一市長は「市内各地で里見に関する取り組みが進められている中、八犬伝バージョンとなった炙り海鮮丼で、食のまちづくり、地域活性化につながることを期待したい」と話していた。 また限定メニュー提供期間中、市内の飲食店など26カ所で「八犬伝グルメスタンプラリー」を実施する。4カ所の施設を回ると宿泊券などが当たる。 問い合わせは、館山新・ご当地グルメ推進協議会(0470・22・2000)へ。