【いわき平競輪・東京スポーツ杯】新年初戦で競りになった佐藤慎太郎「勝負になっちゃうけど、地元だし」
いわき平競輪のナイターF1「東京スポーツ杯」が4日に開幕する。2020年から5年間、S級S班を務めた佐藤慎太郎(48=福島)が急遽追加で参戦するが、なんと初日から…。 S級S班の座からは〝ひとまず〟陥落となったシンタロウが地元のF1戦で再スタートを切ることになった。 「正月はゆっくりしようかなとも思っていたけど、こうやって競輪界が盛り上がっている中で新年早々に地元を走れるのはありがたいことなので。来月も(地元の)正規あっせんが入っているけど、せっかくだし走らせてもらうことにしました」と5年ぶりとなるF1戦の追加要請を快諾した。 しかし初日特選(12R)は東日本の自力選手が佐々木真也(30=神奈川)1人という悩まし気な構成。「できれば真也にいきたいけど、タツオ(武藤龍生・33=埼玉)もいるから。正月から(競り)はあまり、ね」と一旦コメントを保留した。 ただ武藤が「真也君は(競りでも番手を主張するに値する)それだけの選手。自分の方が点数もあるし(芦沢)辰弘さんも付いてくれるので、真也君にいきます」と引かない構えを見せると、その意思を確認したシンタロウも「勝負になっちゃうけど、地元だし自分もいかなきゃいけないところなのかな」とジカ付けを宣言。新年一発目が競りとなった。 競輪祭で2回落車しており「そのダメージはまだ残っている」とまだ復調途上。それでも5年間S班を務めたプライドがあるだけに、この競りは絶対に負けられないところ。輪界を代表するマーク屋2人の競りは激化必至。果たしてどんな結末を迎えるのか、しかと見届けたい。
東スポWEB