マイニング企業のライオット、コスト急増で第2四半期の損失が8440万ドルに拡大
ビットコイン(BTC)マイニング企業のライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)は、一般管理費が48%上昇したことにより、第2四半期の損失額が前年同期の3倍に膨らんだと発表した。 コロラド州キャッスルロックに拠点を置く同社は、8440万ドル(約126億6000万円、1ドル=150円換算)の純損失、つまり1株当たり0.32ドルの損失を計上した。販売費および一般管理費は6120万ドル(約91億8000万円)に増加した。このうち半分以上の3210万ドル(約48億1500万円)は、長期インセンティブプログラムに基づく新規付与に関連する株式報酬費用で占められた。また、同四半期の純損失には、保有するビットコインの公正価値が7640万ドル(約114億6000万円)下落した分も含まれている。 4月のビットコイン半減により、ブロックチェーンに新しいブロックを追加するマイナーが受け取る報酬が50%削減されたため、ライオットが当四半期に生産したビットコインの数は減少した。同社は844BTCをマイニングしたが、これは前年度の第2四半期より52%少ない。 ビットコインのマイニングコストは、ネットワークのハッシュレートが68%上昇したことにより、5734ドルから2万5327ドルに急騰した。ハッシュレートとは、ネットワーク上の取引処理に使用される総計算能力の測定値である。ハッシュレートが高ければ高いほど、マイナーはより多くの電力を供給する必要があり、1BTCを生産するためにより高いコストが発生する。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:ニューヨーク州プラッツバーグのマイニング設備。(Fran Velasquez/CoinDesk)|原文:Bitcoin Miner Riot Platforms' Second-Quarter Loss Widens to $84.4M as Costs Surge
CoinDesk Japan 編集部