「ホント上手だな~」バナナマン日村に称えられるほど…「ゴッドタン」の名物Pはなぜ“褒めまくる”のか?
テレビ東京で「ゴッドタン」「あちこちオードリー」など数々の人気バラエティを手がけ、独立後もプロデューサー、パーソナリティなど幅広く活躍する佐久間宣行さん。 【画像】部下の前部署での評判を鵜呑みにしないように気をつけてきた、という佐久間さん。©Wataru Kauta(TRIVAL) バナナマン日村さんに「褒めるのが上手」と称えられ、かつてテレ東社内で「再生工場」と呼ばれた佐久間さんが明かす人間関係がスムーズになる方法とは? 新刊『ごきげんになる技術』より抜粋、一部再構成して紹介します。
最もシンプルで究極のコミュニケーションテクニック
自分の中にある陰な部分やネガティブな面とはきちんと向き合ったほうが人生がラクになる。一方で人に対してはポジティブを発動したほうが、圧倒的にいい循環を生みます。これも経験から分かったことです。 人に対してはポジティブであること。 この姿勢を持っておくと人間関係もスムーズになって、結果コミュ力も上がる。いわばごきげんを伝播させる、そんなイメージでしょうか。 最もシンプルで究極のコミュニケーションテクニックだと思うようになりました。
「褒め」こそ最強のツール
僕は悩みを相談された時には、解決法や直すべきところを伝える前に、その人のことをまずは全力で褒めるようにしています。 そうすることでその後の話も心を開いて聞いてもらえるようになるし、だいたいの悩みは単に聞いてほしいだけだったりも。そんな気配を感じた時こそ、とにかく相手のことを褒める。悩みとは関係ないポイントでも、とにかくその人の魅力を伝えると、ほぼ全員が元気モリモリになってくれます。 普段から、仲間内で呑んでいる時はもちろん、仕事で関わっている人の、いいところや好きな部分を見つけては、適切なタイミングで言葉にして褒めるようにしています。「これってもはや僕の趣味なんじゃないか⁉」と思っているほど。 振り返ると、高校生の頃からその兆候はありました。人を褒めるって、すごくエネパ(エネルギーパフォーマンス)もコスパもいい。僕にとっては最強の趣味なんです。
バナナマン日村が一番好きな時間
バナナマンの日村(勇紀)さんは、「芸人マジ歌選手権」の収録や「マジ歌ライブ」の後に僕が頭から芸人を褒めていく姿を見るのが、一番好きらしい。 自分が褒められるターンが終わると、「佐久間さん、褒めるのホント上手だな~」とニコニコして、「じゃ、角ちゃん(※東京03・角田晃広さん)は?」「次は、秋山(※ロバート・秋山竜次さん)で」と、食事をしながら2時間くらいずっと“ホメトーク”攻め。それだけで喜んでもらえると、僕までなんだか嬉しくなってしまうのです。