モンテディオ山形 渡辺監督が今シーズン総括 「来年はJ2優勝して昇格」と意気込み
モンテディオは今シーズン、悲願のJ2優勝、そして、J1昇格を逃したもののリーグ戦を4位で終えました。10日、渡辺晋監督が記者会見を行い、今シーズンを総括した上で「来年は優勝、昇格」と意気込みを語りました。 モンテディオ山形渡辺晋監督「モンテディオ山形のサポーターのみなさん今シーズン1年間ありがとうございました。間違いなくみなさんの声援という力で選手たちが前に足を運ぶことができた。苦しい時も走り抜けることができた。最後の最後は悔しい結果を届けてしまって残念だが選手たちもみなさんの力を肌で感じながらプレーすることができた1年だった」 渡辺監督は冒頭、声援を送ってくれたサポータに感謝の言葉を述べました。 今シーズンは開幕直後にケガで離脱した選手が出たことで、前半戦の19試合は6勝4分け9敗と負け越し。J1昇格を果たせなかった要因の一つに挙げ、苦しい戦いを振り返りました。 モンテディオ山形渡辺晋監督「選手たちは苦しかったと思う。勝つことで報われるものはたくさんあるので苦しい時間を過ごしていたと思う。あのころは選手とは頻繁にコミュニケーションを取っていた。勝たせてあげられるようなチームにしてあげたいと感じていた」 その後、6月にJ1湘南からFWディサロ、7月に鹿島からMF土居、8月には、群馬からDF城和がそれぞれ完全移籍で加入。すると、ここからモンテディオの巻き返しが始まります。 モンテディオ山形渡辺晋監督「もちろん途中から入ってきた選手たちの活躍は素晴らしかった。既存の選手たちの頑張りや成長も大きかった。そこがここ数年では最高順位にたどり着けた要因だと感じている」 目標だったJ2優勝には届きませんでしたが、クラブ初の9連勝を飾り、リーグ4位で3年連続のJ1昇格プレーオフに進出しました。そして今シーズン、渡辺監督が1番印象に残った試合を聞かれると…。 モンテディオ山形渡辺晋監督「最後のプレーオフの岡山戦以外何も浮かばない。岡山戦の90分特に全然うまくいかなかった前半45分」 J1昇格を懸けた岡山とのプレーオフ初戦。モンテディオは、前半立て続けに失点を重ね、結局、1点も奪うことが出来ずに3対0で敗れました。 モンテディオ山形渡辺晋監督「その日は放心状態がずっと続いた。1晩経って翌日から岡山戦の映像を見直したしあの現象をどう克服したらうまくいくかしか考えられない」 何度も岡山戦の映像を見直したという渡辺監督。チームは、敗れた翌日に渡辺監督の契約更新を発表しました。 モンテディオ山形渡辺晋監督「来年もお願いしますと言ってくれるクラブがあるのであればそれに応えることが私の責任の取り方と感じ決断した。来年は優勝昇格を目指していく」 そして、土居、ディサロ、山田などきょうまでに8人の選手が契約を更新。年が明ければ新シーズンに向けキャンプが始まります。J2優勝、そしてJ1昇格へ。渡辺監督のもと、来年、再びこの大きな目標に挑みます。