紅葉×絶景 観光客殺到の日光 バス「5分が60分」大混雑の3連休 迷惑駐車も
■東照宮でも大行列 外国人観光客の姿も
荘厳な建物を引き立てる色鮮やかな紅葉。日本庭園も深まる秋を感じさせます。 輪王寺も紅葉を求める外国人でにぎわいです。 インド人観光客 「ベリーグッド。オレンジと赤とグリーンがミックスしていてきれいだよ」 アメリカからの観光客 「ここの(紅葉の)色が好きなんだ。もみじや日本庭園、古い神社などを見に来たよ」 「(紅葉が)とてもきれいです。こんな天気が良い日に、この場所に来られて素晴らしいです!」 世界遺産「日光の社寺」を代表する日光東照宮では、チケットの販売開始まで20分ほどあるにもかかわらず、すでに長い行列ができています。 その後も続々と伸びる列。 香港からの観光客 「ちょっと香港みたいですね、多くの人でごった返して」 神奈川からの観光客 「ユニバ(USJ)より長すぎると思う」 行列には、多くの外国人観光客の姿もあります。 ポーランドからの観光客 「ここ(東照宮)はそんなに観光地ではないと言われて来たのに、こんなに人がいてビックリした」 境内はどこも大混雑。 東照宮で最も有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」。その前には道を埋め尽くすほどの人だかりがありました。 東照宮のシンボルで金色に輝く国宝「陽明門」には豪華絢爛(けんらん)なその姿を一目見ようと、続々と観光客が押し寄せていました。 さらに、有名な「眠り猫」の前には写真を撮ろうと、かなりの行列です。 午後1時になると、拝観チケットを購入する列はさらに伸び、200メートルほどの長い列ができています。 「日光の社寺」の玄関口にかかる、朱色が映える美しい橋「神橋」。赤信号になっても渡り切れない人や歩道からはみ出してしまう人もいました。
■東武日光駅 大渋滞でバス「5分が60分」
日光の玄関口・東武日光駅にも続々と観光客が。 駅に降りたった客は一斉にバス停へ。中禅寺湖など奥日光方面へ向かうバス乗り場は、みるみるうちに長蛇の列。 係員 「まもなく満員となります」 列に並んだ客が乗り切れないまま、バスは出発してしまいました。 中禅寺湖へハイキングに行く予定の外国人観光客はこう話します。 イスラエルからの観光客 「何とかなるでしょう。もっと後になれば、もっと混みそうだね。ここは名所だからたくさん来るんだね」 しかし、午後3時ごろになるとバス停に観光客はいませんでした。その理由は渋滞です。 係員 「道路渋滞のため、バスが大変遅れています。神橋または東照宮まで約60分程度かかっています。お歩きいただいたほうが(徒歩30分)本日は早くなります」 市街地の道路は大渋滞。本来バスで神橋まで行くには5分ほどで着くところを、この日は1時間。いろは坂を通って向かう中禅寺湖には45分のところ、4時間以上かかるほど大渋滞となってしまいました。 そのためバスを諦め、目的地に歩いて向かう人が続出。 スペインからの観光客 「(Q.こんな渋滞、予想していましたか?)してなかったよ。時間がもったいないので歩いて行くよ」 群馬からの観光客 「たまに(日光に)来るんですけど、こんなに混んでいるのは初めてです」 日が暮れる時間帯になり、営業終了を迎える明智平ロープウェイ。午後4時、駐車場の入場口が閉められました。 ドライバー 「終わり?」 係員 「終わりです。すみません」 ドライバー 「(Q.渋滞、結構並びました?)並びました。(出発は)午前10時くらいから」 「(Q.(ここまで)6時間)そうです」 この10分後にはロープウェイ上りの最終便が出発。この日の運転が終了しましたが…。 埼玉からの観光客 「終わっているじゃん。帰ろう」 最終便の時間を知らずに訪れる観光客が相次ぎました。 埼玉からの観光客 「ちょっとショックでしたね。7時間くらい運転してやっと着いた。つらいですね。せっかくの休みが」 「悲しいです」
■逍遥園のライトアップ 外国人観光客も絶賛
ただ、日光には夜になっても紅葉を楽しめる場所があります。 赤や黄色に色付いた紅葉を昼、夜と楽しめる日光山輪王寺の「逍遥園」。ライトアップされ、昼間よりさらに赤が強調されたかのような美しさ。 観光客 「一瞬、京都かなって。めちゃめちゃきれいですね」 「すごい落ち着きます、心が」 「夜のほうが暗いからきれい」 水面に映る鮮やかな紅葉に、外国人観光客も絶賛。 ベルギーからの観光客 「橋のところへ行って見ましたが、橋から見ると、とても色とりどりでした」 「紅葉はライトアップされると一層輝いてきれいですね」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年11月5日放送分より)
テレビ朝日