アメリカのFF金利は適正水準と異常なほど乖離している
3月の利上げが迫るアメリカですが、はたして適正な金利水準はどの程度なのでしょうか(写真:denebola_h/PIXTA)
「この国」の供給能力である潜在GDP成長率は1.9%程度なのに、この1年間で実際のGDPは5.5%の高成長を遂げた。財・サービスの需給は逼迫し、消費者物価は年率7.5%上昇した。失業率は4.0%と過去最低水準にあり、労働需給逼迫により賃金は5.7%上昇している。 こうした経済指標だけを見ると、「この国」の経済が好調の域を通り越して、「過熱」していることは明らかだ。だが、経済が過熱しているにもかかわらず、金融政策は極端な緩和政策で景気を刺激しようとしている。 言うまでもなく、「この国」というのはアメリカのことだ。なぜ、このようなおかしなことになっているのか。
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