「誰か知らないが仲間」「捕まったら殺される」…闇バイト強盗「逮捕された『普通の若者』」の素顔写真
またもや闇バイト強盗が起きた。 事件が発生したのは9月28日の早朝3時前だ。闇バイトに応募したとされる犯行グループが、東京都練馬区内の住宅の1階リビングの窓ガラスを工具で叩き割り侵入。屋内にいた50代の男性と20代の息子を殴るなどしてケガを負わせ、「カネを出せ、金目のモノを出せ!」と脅したとされる。 【戦慄画像】「誰か知らないが仲間です」…闇バイト強盗「逮捕された『普通の若者』」の素顔写真 「犯行グループは屋内を物色した後、逃亡をはかります。しかし1人は騒ぎを知った近隣住民らに取り押えられ、別の1人は住宅から数百m離れた場所で駆けつけた警察官に身柄を拘束されました。さらに28日午後には、警察が犯行に使われたとみられるトラックを世田谷区内で発見。運転していた男を任意同行しています。 最初に住民に取り押さえられたのは、住所・職業不詳の遠藤峻輝容疑者(22)です。警視庁石神井署は遠藤容疑者を、強盗致傷や住居侵入などの疑いで逮捕しました。身柄が拘束された3人の他に、少なくとも2人が逃走していると思われます」(全国紙社会部記者) ◆「報酬1000万円のタタキ」 本誌カメラマンは、9月29日に行われた送検で遠藤容疑者の素顔を撮影した。警察署から出てきたのは、華奢な身体つきの一見「普通の若者」。虚ろな表情で、報道陣に気づくとうつむき護送車に乗り込んだ。 「闇バイトに応募した犯行グループは、お互い面識がなかったようです。遠藤容疑者は警察の取り調べに対し次のように供述しているとか。『5人でファミレスに集合し車で現場へ向かいました』『(逮捕された別の容疑者について)誰か知らないが仲間です』と。遠藤容疑者は『捕まったら殺される』と、おびえた様子もみせているようです」(同前) 闇バイトでは「報酬1000万円のタタキ(強盗)」「日当100万円」などの好条件を提示されることが多いが、一度手を染めると恐怖の泥沼にハマることになる。 「指示役は、応募してきた実行犯に顔写真や運転免許証など身分証明書の画像を送るよう求めるそうです。一旦画像を送ると、『逃げたらヒドい目に遭うぞ』という趣旨のメッセージが。家族構成まで聞かれるため、親族にまで危害が加えられるのを恐れ簡単には抜けられなくなります。 実際『いきなり自宅に見知らぬ男が訪ねてきた』『監視されていると思った』と、供述している実行犯もいるんです。『恐ろしい組織に入ってしまった』と。中には報酬が減らされるどころか、まったく支払われない実行犯もいるそうです」(同前) 今回紹介した練馬区のトラブルだけでなく、東京都国分寺市や埼玉県所沢市などで闇バイト強盗と思われる事件が頻発している。実行犯は指示役により「使い捨て」にされることを肝に銘じるべきだろう。
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