B2ベルテックス静岡が今季最多得点となる92―86で福井に勝利…プロバスケットボール
◆りそなB2リーグ▽第6節 ベルテックス静岡92―86福井(3日、静岡県武道館) ベルテックス静岡が今季最多得点となる92―86で福井を下し、ホーム連敗を阻止した。焼津市出身の増田啓介(26)が移籍後最多の19得点をマーク。1点差に迫られた第4クォーター(Q)終盤には三島市出身の岡田雄三(28)が3点シュートで突き放した。次節は9、10日に敵地で青森と対戦する。 気合が入った。ベルテックス静岡の司令塔・岡田が汚名返上の活躍だ。「きのうは間違いなく自分がゲームを壊してしまった」。一人でターンオーバー5。24点差負けの責任を背負い込んだ背番号3が13得点6アシストで勝利に貢献した。 首脳陣と仲間の思いに答えたかった。福井の前から当たってくるディフェンスをかわす狙いで陳岡燈生(とおい、23)を初スタメンで起用しダブル司令塔で臨んだ。森高大ヘッドコーチ(35)の立てた作戦に岡田は「ボール運びで体力を使わなくて良かった」と話したが「本当は一人で対処できるようにならないといけない」とポツリ。それでも、負担を減らしてもらった分、大事な第4Qには3点シュート2発決めるなど期待に応えた。 会場の県武道館に近い焼津市出身の増田も、移籍後最多19得点と爆発した。「チームとして強度で負けないことを意識して戦った」と、笑顔。「オレンジ一色で盛り上げてくれたブースターに感謝しかない」と、後押ししてくれたファンに頭を下げた。 岡田&増田の静岡コンビの活躍などで今季最多得点で快勝。森HCは「プレーオフは連戦だし、優勝してB1昇格するためにも修正力は不可欠」と、キッパリ。連敗しない強さが備わりつつある。(塩沢 武士)
報知新聞社