【天皇賞・秋】タスティエーラ、昨年の菊花賞以来4戦ぶりG1連対 鞍上の松山「馬は能力を示してくれた。まだまだやれる」
◇27日 第170回天皇賞・秋(G1・東京・芝2000メートル) 勝ち馬もダービー馬なら2着馬タスティエーラ(牡4歳、美浦・堀)も昨年のダービー馬。先輩には先を譲ったが、昨年の菊花賞2着以来4戦ぶりにG1で連対を果たし、その存在を示した。 スタートのタイミングがばっちり決まり、難なく好位4番手へ。スローペースにも折り合いはぴたり。直線半ばで内から外へ持ち出されるのに若干ロスが生じた以外は、完璧なレース運びを見せたが、最後は1年上のダービー馬に外からねじ伏せられた。 大阪杯以来、2走ぶりの手綱となった松山は「雰囲気良く、スタートも良く、道中の力みもなくリズム良く走れました。最後の直線もしっかり伸びて、あと少しというところまで来ましたが勝ち馬の決め手が上でした。もう一度(騎乗の)チャンスをいただいたのに結果を出せなくて残念です」と無念の表情でレースを振り返った。 ただ、ここ3戦のG1では掲示板に乗ることもなく不振だっただけに「馬は能力を示してくれました。まだまだやれると思っています」と復調に太鼓判を押した。次回の対戦で、先輩にリベンジしたい。
中日スポーツ