箱根駅伝4位東洋大・酒井監督 今季は「鉄紺の覚醒」 注目選手は主将・梅崎蓮 対校戦は『勝負』にこだわる
東洋大学陸上競技部の酒井俊幸駅伝監督が、7日に行われる第20回関東私学七大学対校陸上選手権大会を前に、今季の目標などについて話しました。 【動画】第20回関東私学七大学対校陸上選手権大会へ 各大学の監督が新シーズンへの意気込み語る 今大会は、城西大学、東洋大学、大東文化大学、駿河台大学、東京国際大学、上武大学、平成国際大学ら駅伝強豪校らと争う学校対校戦。 酒井監督は「新チーム立ち上げの中で、チームで挑むというスタンスを大事にしたい」と話し、「対校戦を行う中で、走力、サポートなどの様々な面で自分自身がどのような立ち位置にいて、どのようなことができるのかを確認するのもすごく大切だと思っています」と目的を語りました。 酒井監督は昨季を「苦しい戦いが続いた」と総括。出雲駅伝は7位も全日本大学駅伝では14位と苦戦。箱根駅伝はシード落ちも危ぶまれる中で4位と巻き返しました。「箱根駅伝の前には故障者も復帰しチームの結束も戻ってきた状況になりましたが、まだまだ不安定なところがあるので、今年1年間が大事だと思っています」と新たな1年へ力を込めました。 注目選手を尋ねられると、主将・梅崎蓮選手の名前を挙げます。1月の箱根駅伝2区(23.1キロ)で区間6位の1時間6分45秒の快走。最終学年となるキャプテンに「箱根の2区やマラソンにも挑み、学生長距離界で目立つ選手になってほしい」と期待を込めました。 今季の目標については、「昨年は『鉄紺の再建』を掲げていました。今年はその土台をさらに発展させ、『鉄紺の覚醒』につながる飛躍の年にしていきたいです」と決意を新たにしました。 学年が入れ替わり、新入生も入れて挑む対校戦。酒井監督は、「対校戦として、今回は『勝負』になってきます。関東インカレ、全日本大学駅伝予選会を控えている中での序盤の1戦ということで、記録も大事ですが、『勝負』にこだわっていきたい」と“勝負”の二文字に力を込めました。