日産 セレナ e-POWER車に「e-4ORCE」を設定。ハイブリッド車に待望の4WDを追加設定
電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」を採用
2024年10月3日、日産自動車(以下、日産)はミドルクラス ミニバンのセレナ e-POWER車に、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した4WDグレードを設定した。発売は11月中旬を予定している。 【写真はこちら】AUTECH スポーツスペックの専用ボディ補強(フロントクロスバー、リアクロスバー)(全7枚)
セレナは、日産のミドルクラス ミニバンだ。2024年9月に一部改良が行われたとき、10月にはe-POWER車の4WDモデルを発表すると予告されていたが、予定どおりに発表された。 採用されたのは、日産の電動化技術と4WD制御技術、シャシ制御技術を統合することで、日常からアウトドアまで、すべてのシーンで「走る・曲がる・止まる」という性能を飛躍的に向上した電動駆動 輪制御技術の「e-4ORCE(イーフォース)」だ。これをセレナのe-POWER車に搭載することで、前後2基の高出力モーターと左右のブレーキを統合制御することで、4輪の駆動力を最適化し、雪道や山道をこれまで以上に安心して走行できるとともに、市街地走行においても、より酔いにくく、快適な乗り心地を提供する。 パワートレーンは、1.4Lのガソリンエンジンで発電し、前述のように2基のモーターで4輪を駆動する。グレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。乗車定員は、いずれも7名となっている。 ●e-4ORCE X:361万4600円 ●e-4ORCE XV:391万4900円 ●e-4ORCE ハイウェイスターV:408万8700円
また、日産モータースポーツ&カスタマイズが手がけるセレナのカスタムカー、「AUTECH(オーテック)」、ならびに「ステップタイプ」、福祉車両「セカンドスライドアップシート」、車中泊仕様の「マルチベッド」のe-POWER車にも、e-4ORCEを搭載した4WDグレードを設定した。 車両価格(税込)は、セカンドスライドアップシート(e-4ORCE XVベース)の407万9000円(非課税)からマルチベッド(e-4ORCE AUTECHベース)の503万5800円となっている。