プレジデンツカップ米国選抜の鍵を握る5人のクラブ
■ザンダー・シャウフェレ ・鍵となるクラブ:オデッセイ トゥーロンデザイン ラスベガス プロトタイプ7CHパター ・鍵となるスタッツ: ストロークゲインド:パッティング(10位) シャウフェレはもう何年も前からオデッセイの「トゥーロンデザイン ラスベガス プロトタイプ7CHパター」を使用しており、2024年は特にこのパターが絶好調だった。マッチプレーにおいてよく入るパターは、いつであれ対戦相手にとって悩みの種となる。仮に、シャウフェレのミスを待つ場合、かなり長いこと待たされることになるかもしれない。 「自分のパターはかなり気に入っているね。もう随分長いこと赤いパターを使っている。僕の勝利の多くは、赤いパターで成し遂げたものなんだ。これはインサートが異なるのだけど、緑の芝に対して赤いパターを見下ろすことには、なんとも言えない良さがあるんだ。これには白線で、スコアリングのラインとエイミングのラインが入っている。何故自分がこのパターを気に入っているかについて、打感や打音など、詳しく説明することもできるけれど、その大部分は常に赤が好きだったし、故にそれを使い続けているということに尽きるね」とシャウフェレ。
■サヒス・ティーガラ ・鍵となるクラブ:ピンG430 LSTドライバー ・鍵となるスタッツ: ストロークゲインド:オフ・ザ・ティ(19位) 2024年にティーガラは弱点を強みに変えた。昨季、彼のストロークゲインド:オフ・ザ・ティ(ティショットの貢献度)のランキングは134位に過ぎなかった。今年、このスタッツを19位にまで上げたのである。 「今年はティショットがかなり良くなった。僕にとって常に最大の弱点だった。もうドライバーは変えたけど、それまでずっと同じクラブを使い続けていて、大部分はトレーナーとコーチのお陰で正しいポジションに直してパワーアップし、自分のスイングをどんどん突き詰めていくことができたから」とティーガラは振り返る。 「僕は独特のやり方で、自分のスイングと格闘することなく、自然の流れに任せることにしている。それでかなり良くなったんだ。(ドライバーは)大きな不安を感じ、多くの大会や多くのショットを犠牲にしてきたクラブだったけど、今はより一貫性を上げる手助けをしてくれているわけだからね。心から自分の武器と感じているよ」。盤石の態勢を築いた。