プレジデンツカップ米国選抜の鍵を握る5人のクラブ
■マックス・ホマ ・鍵となるクラブ:タイトリスト ボーケイSM10ウェッジ(PW、GW、SW、LW) ・鍵となるスタッツ: 100yd以内の平均プロキシミティ(12位)、50~125ydの平均プロキシミティ(13位)、75~100ydの平均プロキシミティ(10位) ホマは常に彼のタイトリスト ボーケイウェッジに一風変わった刻印を施しており、同様に、ウェッジのソールにはロフトの数字ではなく、アルファベットが刻印されている。例えば、“ロブウェッジ”であればL、“サンドウェッジ”であればSといった具合に。ホマのウェッジの見た目はクリエイティブだが、ホマが本当の意味で楽しんでいるのは、彼がウェッジゲーム全般で見せる創造性なのである。 「僕はウェッジのプレーをかなり楽しんでいる。大学のチームメートの名言で、彼はウェッジを道具と見なしていると言ったんだ。だから、僕は(ウェッジの用途は)一つの特定のショットだけではないと思っている。想像力を発揮し、できる限りホールに近づける、あるいはホールインを狙う方法を模索するんだ。これは僕にとって、目的みたいなもの。ちょっとした思想だね。だから、まあ、これは僕にとっては楽しい分野なんだ。僕はボールがピンの周りを踊っているように見せることもできるように思えるし、スピンやカーブや高さでクールなことをして、ショットの見栄えを良くすることができるんだ。そして、理由はどうあれ、ここ数年、それがとても良い結果につながっているんだよ」
■パトリック・カントレー ・鍵となるクラブ:タイトリスト915F 3番ウッドとTS2 7番ウッド ・鍵となるスタッツ: ストロークゲインド:250~275ydの平均プロキシミティ(5位)、パー5のバーディ以上率(11位)、パー5のスコアリング(2位) カントレーは頻繁にクラブを替える類の選手ではない。彼は一度、素晴らしく機能するクラブを見つけると、それを使い続ける。3番ウッドは2014年にリリースされたタイトリスト915F、7番ウッドは2018年にリリースされたタイトリストTS2を使っているのは、その好例である。彼はPGAツアーにおける最高のフェアウェイウッドの使い手の一人で、パー5での脅威は計り知れない。それはフォアボールにおいて重要性を増すことになる。 「タイトリストの3番ウッドと7番ウッドはどちらも少し古いモデル。もう随分長いこと使っているけど、これらのクラブに関しては、一度恋に落ちて、絶対の信頼を置けるのであれば、替えるべきではないと感じているんだ。フレッド・カプルスが、(シャフトが)レディースのフレックスの3番ウッドを長年使っていたというのを聞いたことがあるけれど、7番ウッドや3番ウッドのようなクラブと恋に落ちると、バッグから外すのが難しくなるんだよ」と話した。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)