30分以上かけてパプリカを焼くと驚きの味に…⁉セレブが感動する夏野菜の調理法と夏のおもてなし術とは
アートディレクターのhideyaさんが提案する、夏の夕暮れをテーマにしたテーブルコーディネート。ラグジュアリーブランドのイベントやセレブリティの私的パーティなどで空間演出とお料理込みのテーブルコーディネートを手掛け、一躍話題となっているhideyaさんによる、大切なゲストをお迎えするテクニックとは? 【写真集】hideya流おしゃれな夏のテーブルコーディネート&とっておきレシピ集
夏野菜をふんだんに使用した、大人のための食卓
夏の訪れを感じる、色鮮やかなテーブル。スイカを丸ごと使ったインパクトのある一皿に、色とりどりの夏野菜、ビタミンカラーのお皿と、夏らしさを感じる取り合わせに思わず目を奪われます。 今回のテーマは、夏の夕暮れ。涼風を感じながら始まる、週末の特別なディナータイム…そんなひとときを演出する、お料理と器の組み合わせです。
大ぶりのアジサイをポイントに
テーブルを彩る花は、2種類のアジサイ。ダイナミックな枝ぶりをそのまま生かし、古伊万里の花器に生けました。 高さのあるアレンジメントは、ゲストの目を奪う華やかさです。「目で見て驚くようなポイントをつくってあげると、華やかなテーブルを演出できます」
夏らしく爽やかなテーブルウェア
水滴を思わせる涼しげな折敷は、HIDEYA HOUSEの鏡を使ったもの。日中の暑さを吹き飛ばす、清涼感を演出します。繊細なグラスはアスティエです。 夏をテーマにした今回のテーブルは、黄色と青をベースに。鮮やかな色彩がテーブルを華やかに彩ります。 多治見の黄色いお皿と、韓国で焼いたグリーンのお皿は、どちらもHIDEYA HOUSEのもの。手刺繍がほどこされたナプキンはベトナムで購入。木製のカトラリーは糸島の木工家・酒井航さんの作品です。ビビッドな色合いのなかに、手仕事の温もりがやわらかなニュアンスを与えます。
【1品目】夏野菜の素揚げ
夏ならではの色彩豊かな食材を使った料理の数々。1品目は、こんがりと香ばしい焼き色が食欲をそそる、夏野菜の素揚げです。かぼちゃとズッキーニには薄く片栗粉をまぶし、オリーブオイルを敷いたフライパンで揚げ焼きに。低温でじっくりと調理するのがポイントで、「焦げ目が付くくらいが美味しいです」とhideyaさん。 最後に昆布出汁をさっとかけ、揚げびたしに。野菜の甘みと旨味が口いっぱいに広がります。 大胆な柄の大皿は、コーディネートのポイントに。爽やかな白とブルーのストライプが、夏らしさを演出します。