ザスパ群馬、J2復帰へ細貝萌社長代行「土台を作りベスト尽くす」」…収入増にも意欲
前橋市出身でサッカー元日本代表の細貝萌(はじめ)氏(38)がJ2・ザスパ群馬の社長代行兼GM(ゼネラルマネジャー)に就任することが内定し、12日、同市内で記者会見を開いた。来季J3に降格するチームの再建を託される細貝氏は、J2復帰に向けて「しっかりした土台を作り、ベストを尽くす」と語った。
就任は来年2月。4月の定時株主総会での承認を経て、社長に就く予定だ。代表取締役とGMを兼務するのは、2011~14年の植木繁晴元監督(今年4月に死去)以来となる。
細貝氏は21年9月からザスパでプレーし、10月下旬に現役引退を表明した。国内外のチームを渡り歩いた経験も生かし、新監督の人選などチーム強化が重要な任務となる。選手補強を念頭に、細貝氏は「若い選手、海外にも目を向けながら進めていきたい」と話した。「チームの規模を大きくしていきたい」と強調し、スポンサーやグッズ、チケットなどの収入を増やすことにも意欲を示した。
現在のザスパ社長の赤堀洋氏(55)は来年2月に同会長に就任する。
記者会見には赤堀氏も同席。赤堀氏が10月初旬、細貝氏に今回の人事を打診したと明かし、「ザスパ再生の象徴として社長になってもらうのが最良の選択だろう」と考えたと説明した。