超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング1~10位。J1~J3全60クラブの頂点に立ったのは?【2024年】
7位:セレッソ大阪
本拠地:ヨドコウ桜スタジアム(24,481人収容) 平均入場者数:17,903人 平均収容率:73.1% 2024シーズンのJ1リーグを10位で終えたセレッソ大阪は、リーグ戦の観客収容率が73.1%だった。 2024シーズンのセレッソ大阪は、開幕戦のFC東京戦に20,705人の観客が入り、24,481人収容のヨドコウ桜スタジアムの収容率は84.6%を記録した。また、シーズン序盤戦では好調で、一時首位に立つ時期もあり、第13節のヴィッセル神戸戦では21,148人が来場し、収容率86.3%となった。 2024シーズンで最も観客が詰めかけたのは、やはりというべきか、第29節ガンバ大阪との「大阪ダービー」だった。この試合では21,962人がスタジアムを訪れ、収容率89.7%を記録している。 一方で、収容率が特に低かったのは第20節のサガン鳥栖戦で45.1%だったが、こちらは平日開催だったことを考えると仕方がないところがある。第32節の柏レイソル戦は土曜日の開催だったが57.5%の収容率にとどまっており、シーズン終盤にやや盛り上がりを欠いた印象だ。 Jリーグでは収容率80%以上を満員と定義しており、2024シーズンのセレッソ大阪は前半戦に3回、後半戦に2回、スタジアムが満員になっている。収容率70%以上の試合は前半戦が7試合、後半戦が5試合で、第26節からの4連敗を含むチームの失速が影響したことがうかがえる。
6位:湘南ベルマーレ
本拠地:レモンガススタジアム平塚(15,380人収容) 平均入場者数:11,315人 平均収容率:73.6% 2024シーズンのJ1リーグで15位となった湘南ベルマーレは、収容率が73.6%で、Jリーグ全体で6位に入った。 湘南は平均観客数がJリーグ全体で20位の11,315人だった。収容率が高い要因の一つは、本拠地レモンガススタジアム平塚の収容人数が15,380人と、J1のクラブとしては比較的小さいことにある。 ホームスタジアムのキャパシティが10,000人台のクラブはJ1では3つのみであり、いずれもこのランキングのトップ10に入っていることからも、小規模なスタジアムは収容率という指標ではプラスに働くと言っていいだろう。 今シーズン、湘南は5試合で収容率80%超を達成しており、その中でも横浜F・マリノス戦ではシーズン最多の13,192人を動員、収容率は85.8%となった。一方で、最低動員数は第6節の東京ヴェルディ戦で6,803人、収容率は44.2%だった。この大幅な減少は、同試合が平日開催だったことが主な要因と考えられる。 高い収容率を維持した湘南だが、2024シーズンのホームでの敗戦数はリーグワーストタイの10回に及び、スタジアムの雰囲気が成績に直結しなかった点は課題として残った。 2025シーズンでは、より安定したパフォーマンスで観客の期待に応え、スタジアムの熱気をチームの成績向上につなげることが求められるだろう。