超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング1~10位。J1~J3全60クラブの頂点に立ったのは?【2024年】
9位:今治FC
本拠地:アシックス里山スタジアム(5,316人収容) 平均入場者数:3,786人 平均収容率:71.2% 2024シーズンのJ3で2位となり、クラブ史上初のJ2昇格を果たしたFC今治は、リーグ戦で71.2%の収容率を記録し、Jリーグ全体でトップ10にランクインした唯一のJ3クラブとなった。 今治の本拠地「今治里山スタジアム」は、2023シーズンの開幕前に完成した新しいスタジアムで、収容人数は5,316人だ。今年5月からはアシックスとのネーミングライツ契約により、「アシックス里山スタジアム」に改称されている。 観客数の増加は、2024シーズンの好調な成績だけでなく、年々着実にファンを増やしてきた努力の結果とも言える。2020シーズンからJ3で戦ってきた今治は、2023シーズンに1試合平均観客数が3,711人を記録し、2024シーズンは3,786人と微増した。 今治はJ2でもさらなる観客数の増加を目指しており、2025シーズンから大型ビジョンをスタジアムに導入する計画を10月末に発表した。 アシックス里山スタジアムは「成長するスタジアム」というキャッチフレーズを掲げており、もともとJ1基準の15,000人収容に拡張可能な設計を採用している。クラブ史上初のJ2昇格により、さらにその改修計画に拍車がかかるかもしれない。
8位:ジュビロ磐田
本拠地:ヤマハスタジアム(15,165人収容) その他ホーム開催地:エコパスタジアム(51,697人収容) 平均入場者数:13,817人 平均収容率:72.7% 2024シーズンのJ1リーグを18位で終え、J2降格が決まったジュビロ磐田は、72.7%の収容率でリーグ全体で8位となった。 2023シーズンにJ2で2位となり、J1復帰を果たした磐田は、開幕戦で王者ヴィッセル神戸と対戦。15,165人収容のヤマハスタジアムに14,778人が入り、97.45%の高い収容率を記録した。また、ホーム最終節のFC東京戦でも13,950人を動員し、91.2%という高い数字を記録している。 一方で、全体の収容率が72.7%にとどまった要因として、もう1つの本拠地であるエコパスタジアムでの試合が挙げられる。 収容可能人数51,697人のエコパスタジアムでは、浦和レッズ戦で28,61人(40.3%)、鹿島アントラーズ戦で32,995人(63.8%)を動員した。 いずれもヤマハスタジアムでは達成できない動員数だが、収容率という点では全体平均を押し下げる結果となった。なお、エコパスタジアム開催の2試合を除いた場合のシーズン全体の収容率は80.9%に達しており、空席が目立たないのも頷ける。 2025シーズンはJ2から捲土重来を図る磐田だが、ファンの熱気は依然としてリーグ屈指だ。来シーズンも熱狂的なサポーターの後押しが、チームの力強い支えとなるだろう。