試合後にファンに拍手を送るモナコMF南野拓実（ロイター）

＜UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）：アーセナル3－0モナコ＞◇11日（日本時間12日）◇1次リーグ第6節◇ロンドン 【動画】モナコ南野拓実　途中出場で好機に絡む 　モナコ（フランス）のMF南野拓実（29）は、アウェーのアーセナル（イングランド）戦で0－1の後半開始から出場した。好機に絡んだが、チームは後半にミスから失点し、0－3で敗れた。 　南野は試合後、WOWOWのインタビューに「前半はすごく難しい展開で、後半、僕が入ってからチームとして前にアグレッシブな守備で奪ったボールをより速く、勇気を持って前に進もうという話があったので、それを意識した。途中まで良かったけど、自分たちのミスから失点してしまって、試合が難しくなったかなと思う」と振り返った。 　欧州CL通算4得点で、日本選手ではMF香川真司と並び最多。その記録更新を狙うアタッカーは「攻撃の選手なのでゴールかアシストでチームを助けたかったですけど、それには届かなかったので悔しい。チャンスになりそうなフィーリングはあったけど、それを生かすことができなくて残念」と話した。 　今大会のモナコは、初戦でバルセロナ（スペイン）を2－1で下し、3戦目のレッドスター（セルビア）戦では南野の2ゴールなどで5－1と大勝。開幕4戦負けなしと好スタートを切った。だが、その後2連敗となり、16位に順位を下げた。1次リーグの上位8チームが決勝トーナメントにストレートイン。9～24位がプレーオフに進む。 　来年1月に30歳になる南野は「足元を見て、上位8チームに入るというより、堅実に24チームに入ることを目指している。勝ち点1を取れればよかったけど、負けるにしても最少失点というのが重要だと思っていた。僕たちのチームはまだ若いから、そういうところは課題」と語った。 　残り2試合は来年1月にアストンビラ（イングランド）、インテル・ミラノ（イタリア）と対戦する。ともに4勝1分け1敗で上位につける厳しい相手だが、「ラスト2試合、チームの勝利に貢献するために良い準備をしたい」と決勝トーナメント進出を見据えた。