<リオ五輪速報>男子100mでケンブリッジ飛鳥、山縣共に準決敗退
リオ五輪の陸上男子100mの準決勝が14日(日本時間15日)現地で行われ、ケンブリッジ飛鳥(23、ドーム)が、3組で7位、山縣亮太(24、セイコー)は2組で5位に終わり共に準決勝敗退となった。 先に2組で走った山縣亮太(24、セイコー)は3連覇を狙うウサイン・ボルト(ジャマイカ)と同組になったが、スタートでフィッシャー(バーレーン)がフライングが起きすアクシデント。7人での仕切り直しのレースとなって、山縣は最高のスタートをきり自己ベストの10秒05を出したが5位で敗退。注目のボルトは9秒84で決勝に進出した。 3組の7レーンで登場したケンブリッジ飛鳥はスタートで遅れ、6レーンのアテネ五輪金、ロンドン五輪銅のジャスティン・ガトリン(米国)を必死に追うが、後半の伸びが見られずに10秒17でフィニッシュ。7人中“最下位”の7位で準決勝敗退となった。 レース後、ケンブリッジは、「もうちょっとやれると思ったが、ちょっと悔しいです。ガトリンは気にしないようにしたが、堅くなっちゃって、予選よりタイムを落とした。これが今の実力。目標は3本(決勝進出)だったので残念なんですが、また次に挑戦したいと思う。順調にきて、手ごたえを感じていたので、決勝も手の届くところにあるかなと思っていたんですが、今ひとつでしたね」と悔しさを隠さなかった。 一方、山縣は「自己ベストを出せて良かったと思う反面、悔しい。スタートの感触がよかったんで、準決勝も落ち着いてやれてよかったが、決勝を目標にしていたので、手放しには喜べない。でも、自己ベストを出して自信になった。(ボルトと同組でも)雰囲気におされることもなく自分のレースはできた。予選から準決勝にかけてレースの内容を変えて、それがいい具合に出てきたので手ごたえを感じました」と話した。