6戦未勝利で5位に転落。立て直しを図る上で必要なマインドとは。立川主将・上村充哉「いいプレーに目を向けることも大事」|フットサル
うまくいかない時に盛り返す力が課題
●立川アスレティックFC|上村充哉 ──試合を振り返って。 1-5で負けて、すごく悔しいです。 昨シーズンも、その前も、もう何年もそうなんですけど、うまくいかない時に盛り返す力が、うちの課題です。うまくいかなくても、どこかで点を決めて勝つとか、大事なところで守るとか、そういうところが今日は足りなかったのかなと思います。 2失点目も僕が大事なとこでファウルをしてしまったし、3失点目もフェリペ(林田・フェリペ・良孝)に裏を取られて、僕がカバーに入りましたが、もう少しうまく守れたと思います。 誰かのせいではなく、一人ひとり自分が一番やらないといけない。とはいえ、それぞれが好きなことをやりすぎても、チームとしてまとまることが難しくなります。 うちはみんなが誰かに合わせようとか、誰かの良さを出していこうとする優しい選手が多いです。ただ、自分の良さをもっと生かせるように、コミュニケーションをもう少し取っていかないといけないなと思います。 ──チームの雰囲気はいかがですか? 悪いか悪くないかで言えば、勝てていないので良くはないと思います。 ただ、勝っていない時はダメなところばかり見てしまいがちですが、もちろんいいプレーもあります。若い選手もいいプレーが出ているし、例えば花田耀祐もインターセプトが得意で、そういうプレーが出てきています。そのプレーを褒めることは、すごく大事かなと。良くない時こそ、いいプレーに目を向けることも大事です。 負けている時はダメなところしか見られなくなると思いますが、いい部分にもフォーカスして、自信にしていかないといけないなと思います。 ──中断明け1敗3分と、勝てていない要因は? すごく難しいですが、いまは、全員が少し「どうしよう、どうしよう」となっているかもしれません。「この選手はどうプレーするのかな?」と、みんなが探りながらやっている感じがして、良さが出ていません。 みんなが、みんなに合わせようとしているから、「俺はここにパスがほしい」とか「こう動いた時はここにいてほしい」といった話し合いが、もう少し増えてもいいのかなと思います。 今シーズンはセットをつくっていないので、練習から誰とでも組みます。昨シーズンは4人がある程度決まっていたから、そこで話し合いをしやすい状況ではありました。ただ今シーズンはそうではないので、昨シーズンと同じようにやっていたら、中途半端になる部分もあると思います。より意識的にコミュニケーションを取らないといけません。 ──「どうしよう」という現象は、どうして起こっているのでしょうか? やり方の問題ではないですね。正直、はじめから「どうしよう、どうしよう」となってる部分もあったけれど、その時は勝っていたから、それが薄まっていただけです。 今は負けているから、自分も含めてよりそこを感じてしまいます。こういう時こそ、どういうマインドでやるかが僕はすごい大事だと思いますし、若い選手もこういう時を経験しているかしていないかで、年を重ねた時に、選手としての深みは違うと思います。 チームを引っ張る立場で言えばつらいですが、ここはチームをまとめて、頑張らないといけないなと思います。