一気に評価アップ! 2024Jリーグ“ブレイク”ランキング5位。なんと市場価値上昇率1500%!? 日本期待の大型DF
2024シーズンの明治安田Jリーグが幕を閉じた。台頭した選手もいれば、大きく成績を落とした選手もいるが、同シーズンに最もブレイクした選手は誰なのだろうか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したJリーガーの市場価値上昇額ランキングを紹介する。※2024年1月1日と2025年1月2日時点の市場価格を比較。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。本文中のスタッツはJリーグ公式サイトを参照
5位:関根大輝(柏レイソル) 生年月日:2002年8月11日(22歳) 市場価値の上昇額:75万ユーロ(約1億2000万円/1500%UP) 市場価値の変動:5万ユーロ(約800万円)→80万ユーロ(約1億2800万円) 2024リーグ戦成績:31試合0得点0アシスト Jリーグ“ブレイク”ランキングの5位に食い込んだのは、右サイドバック(SB)のポジションで圧倒的な存在感を誇る柏レイソルの関根大輝だ。この1年間における市場価値の伸び率は驚異の1500%。22歳の若武者が描く進化の上昇曲線は、留まることを知らない。 拓殖大学在学中の2023年5月、関根は2025シーズンから柏へと加入することが内定した。同年5月に特別指定選手に登録されるも、2023シーズンはJリーグYBCルヴァンカップの1試合に出場したのみ。だが、クラブ側は関根のポテンシャルを高く評価し、2025シーズンからの加入予定を前倒しして、2024シーズンから正式にチームへ迎える決断を下した。 そして同シーズン、関根はJ1リーグで開幕スタメンを飾ると、そのまま一気にレギュラーへと定着。無尽蔵のスタミナを武器に右サイドを幾度となく上下動するSBとして、一躍知名度を上げた。 最終的に、関根はリーグ戦31試合に出場。攻守にわたる積極性はスタッツにも表れており、総スプリント回数はリーグ10位タイの「526回」、1試合平均クロス数はリーグ9位の「3.5本」を記録している。 そして、関根の短期間での成長ぶりを如実に映し出しているのが市場価値の推移である。約1年前の評価額はわずか5万ユーロ(約800万円)だったものの、現在は80万ユーロ(約1億2800万円)まで上昇。伸び率1500%という数字には、今後のさらなる進化を予感させるには十分過ぎるインパクトがある。大台の2億円を突破する日もそう遠い未来ではないだろう。
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