鹿島FW鈴木優磨 “昌子股抜き”から国内自己最多15点目「駆け引きで勝てた」
◇明治安田J1リーグ最終節 鹿島3―1町田(2024年12月8日 カシマ) 鹿島のFW鈴木優磨(28)が、国内自己最多の15点目でシーズンを締めくくった。2―1の前半47分、MF知念慶からの縦パスに抜け出すと、対峙(たいじ)した元同僚のDF昌子源をファーストタッチで股抜き。そのままドリブルで運び、GKとの1対1を制した。 ダメ押し弾で勝利に貢献したエースは「源君からすれば縦に誘導していると思うけど、僕からすれば逆で、縦に行くふりをして股に誘導した。駆け引きで勝てた」とうなずいた。 一方で「上位を争うチームなら20点を取らないと厳しい。もっと取れる形もあった。そこはまだまだ」。チームは前半戦で優勝争いに絡みながら、2年連続の5位でシーズン終了。夏場の勝負どころで勝ち点を積み上げられなかった。 鈴木は「(タイトルまで)もう一歩のところまでは来ている。苦しい試合をモノにできるか、負け試合を引き分けにできるか」と現状を受け止めつつ、「また来年は一からのスタート。しっかり頑張っていきたい」と言葉を続けた。