最も使えるジャケットは? スタイリストに聞いた「ジャケット上手に見える」選び方
定番化したゆったりシルエットの服、淡い色、カラーアイテムなど、さまざまな服をうまくまとめてくれるジャケットは、コーディネートの調整役にも欠かせない存在。サイズ&丈感や色、組み合わせなどジャケット上手たちが実践する技を、スタイリストたちが隅々まで分析。 ≫【写真・コーディネートの写真・年中使える新しいジャケットの名品▶全22アイテムの一覧】 スタイリストが教える「ジャケット上手になれる」着こなしのテクニック 【STYLIST MEMBER】 (樋口かほりさん) シンプルな服を基調としながら、今っぽさを感じられるシルエット選びに定評。(渡邉恵子さん) 実際の着用感まで想像の行き届いた提案がモットー。 (石関靖子さん)GISELe創刊時からスタイリングを手がけるベテラン。独特なテイストMIXコーディネートにファンも多数。 【華やかな甘さを足すアウター未満】 (写真右)「毎年毎シーズン、冬が終わって春までも、結局使いやすいのはジャケット的にも使える厚みのあるカーディガン。コートの中にも仕込めるちょうどいい厚みというのもポイントです。デニムやチノなどカジュアルなボトムに甘さが加わる、ふんわりとした短い毛足のある素材感がおすすめ」(石関靖子さん) 【品行方正なコーデュロイ】 (写真中)「ポイントは太いうねによる重厚感。ストライプのようなニュアンスが加わりつつも、ストライプのように目立たない品の良さ。秋からもジャケットはビッグシルエットが気分。似合う色の幅も広い、ビターな色味のブラウンなら着回しやすく、黒のように引き締まって見えつつも、強くなりすぎないので1着あると重宝します」(渡邉恵子さん) 【薄色デニムはグレーでグラデっぽく】 (写真左)「グレーは今シーズンのキーカラー。淡いブルーデニムのカジュアルさを自然に薄める、グレージャケットを合わせた、どことなくワントーン風に着たテクニック。ソフトな配色や、グッドガール風の小ぶりなバッグなど、ちょっとずつコンサバ要素を入れているのも、デニムをちゃんと見せるポイント」(樋口かほりさん)
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