ALS嘱託殺人事件 山本直樹被告の控訴審公判に大久保被告が出廷「やったことは正直に認めて」
元医師の山本直樹被告は2019年、医師の大久保愉一被告と共謀し、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病ALSを患っていた女性から依頼を受け、薬物を投与して殺害した嘱託殺人などの罪に問われています。京都地裁で行われた1審で弁護側は無罪を主張しましたが、懲役2年6か月を言い渡され控訴していました。25日の控訴審では山本被告と共謀したとして嘱託殺人などの罪に問われている大久保被告の証人尋問が行われました。 大久保被告は「山本被告に殺害の計画を事前に伝えていなかった」と話した一方で、「被害者に危害を加えることを山本被告は察していた」と説明しました。ことし11月に大阪高裁から懲役18年の実刑判決を言い渡され上告した大久保被告。山本被告への感情を聞かれると「やったことは正直に認めて償うのがあるべき姿」と話しました。 山本被告の控訴審はきょう結審し、判決は2025年3月13日に言い渡される予定です。
TVOテレビ大阪