鹿島レジェンド本田泰人が森保Jを採点!|5発快勝は当然の結果。現状で伊藤涼と奥抜は代表レベルではない【タイ戦】
前半はあまりにもひどい出来
[国際親善試合]日本 5-0 タイ/1月1日/国立競技場 日本代表は1月1日、国立競技場でタイ代表と対戦し、5-0で勝利した。 【動画】田中の2024年日本代表初弾 森保ジャパンは立ち上がりから主導権を握り、クロスを中心に多くのチャンスを演出するも、前半でゴールを奪えず。引いて守る相手の守備を崩し切れなかった。 迎えた後半、50分に伊東純也のチャンスメイクから田中碧が先制を奪うと、雰囲気が一変。72分に中村敬斗が追加点を挙げ、その2分後に細谷真大が相手のオウンゴールを誘発し、一気に3点差とした。 さらに83分、川村拓夢が代表初得点をマーク。90+1分には南野拓実がダメ押しの5点目を挙げ、試合が終了した。 完勝を飾った2024年の初陣を、現役時代は鹿島アントラーズや日本代表で活躍した本田泰人氏はどう評価したか。 森保ジャパンの出場17選手と監督の採点&総評は以下のとおりだ。 【先発】 GK 鈴木彩艶 6 DF 毎熊晟矢 6 (78分→菅原由勢 6) 藤井陽也 6 町田浩樹 6 森下龍矢 6 (68分→三浦颯太 6) MF 佐野海舟 6.5 田中 碧 6 (78分→川村拓夢 6) 伊東純也 7 (68分→南野拓実 6) 伊藤涼太郎 6 (HT→堂安 律 6) 奥抜侃志 5.5 (HT→中村敬斗 6) FW 細谷真大 6.5 監督 森保 一 6 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 ――◆――◆―― 史上初の元日開催となったタイ戦で、日本は5-0で快勝した。 森保ジャパンの記録を更新する国際Aマッチ9連勝を飾ったものの、対戦相手のレベルを考えれば当然の結果と言える。FIFAランキング17位の日本と同113位のタイ。およそ強化試合とは言い難い。 しかも、前半の日本はあまりにもひどい出来だった。新戦力をはじめ代表経験の乏しいメンバーで臨んだとはいえ、国立競技場に6万人超の観衆が集まってくれたのに、1ゴールも挙げられなかったのは大きな減点材料だ。 前半、日本代表にふさわしいプレーを見せた選手を挙げるとすれば、右サイドで好連係を見せた伊東純也と毎熊晟矢くらいだろう。他の選手は、周囲との呼吸が合わず、空回りしていた印象だ。 個人的に注目していた伊藤涼太郎と奥抜侃志のA代表デビュー組は、ポテンシャルの一端こそ感じさせた。でも、伊藤涼のスルーパスも奥抜のドリブルも「独りよがり」で、チャンスを生むには至らなかった。ハーフタイムでの交代も妥当だろう。 格下のタイの守備にてこずる、ひとつも得点を奪えなかったのだから、前半のメンバーを高く評価はできない。
【関連記事】
- 「なぜ自分がここにいるのか証明できた」称賛相次ぐ遠藤航が“離脱前”に語った手応え「好調なのにチームを離れることに落胆しているか?」との質問には...
- 「審判も相手選手も守ってくれない」久保建英が悪質なファウル連発に苦言!「何度も傷つけられている」
- 初出場でベスト8進出! 名古屋を牽引する原康介が遂げた“全国仕様”の驚異的進化「このままではいけないと...」【選手権】
- 「なぜ1月なのか分からない」冨安健洋、アジアカップの開催時期に不満?「ユーロと同じ6月にしてほしい」
- 「未知数だった選手が80億円なんてバカげている」三笘薫の価値急騰に英国メディアが驚嘆!今夏の移籍に注目「ビッグ6がサメのように…」【2023総集編】