大谷翔平の出身地・岩手県奥州市もMVP受賞を祝福 話題豊富で「年表」は43メートルに
大谷翔平選手の出身地・岩手県奥州市でも2年連続3度目のMVP受賞を祝福した。幼少期から大リーグでの活躍まで、長さが43メートルにもなる大谷年表を展示している市立胆沢図書館では、3度目のMVP受賞を追加した部分を担当の渡辺貴子上席主任司書がお披露目した。 【写真】大谷年表に追加した3度目のMVP受賞の部分を笑顔でお披露目する胆沢図書館の渡辺貴子上席主任司書 今年は真美子夫人との結婚、最速6人目の40本塁打40盗塁、史上初の50本塁打50盗塁、ワールドシリーズ制覇、3度目のMVP受賞と話題豊富で、年表は今年分だけで18メートル。渡辺司書は「MVP受賞を確信していました。私たちの想像をはるかに超える活躍で、世界中の人に元気と勇気を与えてくれる異次元の人。同じ時代に生きられて幸せ」と笑顔で偉業をたたえた。 北海道函館市から夫の浩稔さん(65)とやって来た山本かよさん(67)は、大谷選手の大ファン。生で見られない試合はビデオにとって見ているほどだという。夫妻は会社員でたまたま休みが一緒になり、かよさんが大谷年表を見たかったため、新幹線で訪れた。 「まさか3度目のMVP受賞の日に来られるなんて最高」と話すかよさん。大谷選手の魅力について、「パドレスに2敗して追い込まれても2連勝しか考えていないみたいことを言う。あんなポジティブな発言ができる選手は他にいない。来年はサイ・ヤング賞とってまた見に来たいですね」と強調。年表をバックに記念写真に納まっていた。 奥州市役所には3度目のMVP受賞の横断幕が掲示され、54本塁打59盗塁、2年連続本塁打王、ワールドシリーズ制覇と合わせて4本の横断幕が並んだ。倉成淳奥州市長は「今年はナショナルリーグに移って1年目、かつリハビリもしているわけで、その中でこの記録を出すということは、我々の想像以上に努力されたと結果だと思う。すばらしいですし、奥州市にとっては誇りです」と賞賛した。