【ドバイ現地レポ】中東最大のテックイベント「GITEX GLOBAL 2024」に世界6500社集結、日本スタートアップも高い評価
日本からはWEB3やディープテック・スタートアップが挑戦
スタートアップの成長支援を目指すGITEX Expand North Starに、日本からはこれまでで最多となる22社の新鋭企業が参加する。日本貿易振興機構(JETRO)では、日本のスタートアップが国際市場に進出するためのサポートを行っており、GITEXでは日本発スタートアップが独自の技術や製品を世界に向けて発信する「JAPANパビリオン」を設けている。日本ブースは他に比べてもとりわけ目立つデザインで、来場者が絶えず訪れる注目ブースとなっていた。 22社のスタートアップには、WEB3やメタバース、AI、ヘルスケア、サステナビリティなど、多岐にわたる分野で革新的なソリューションを提供する企業が揃っている。投資家との出会いや海外でのビジネスパートナー探索など、企業によって参加する目的は様々だが、日本企業が現地でのネットワーキングを強化することで成果も出始めている。実際、ここ数年連続でGITEXに参加する企業も多かった。 また、GITEX Expand North Starで開催される世界中のスタートアップが競い合うピッチコンテスト「Supernova」では、セミファイナルに日本のスタートアップも4社が残っており、その動向にも大きな期待が寄せられている。 ドバイ政府もスタートアップエコシステムの発展を支援しており、参加企業に対する投資機会の創出や法整備のサポートなど、ビジネス環境が整備されている。GITEXへの参加は。企業にとってグローバル市場での成長を加速させるための重要なステップとなっている。 さらに、GITEXはアジア地域の企業との連携をより深めるため、2025年4月にシンガポールでGITEX ASIAを開催する予定だ。 (36Kr Japan@GITEX GLOBAL 2024)