リニア問題「解決に向けて動き出している」鈴木静岡県知事手ごたえ まもなく就任半年 県議会最大会派も「動きとしては非常に評価できる」
静岡放送
静岡県の鈴木康友知事が就任してからまもなく半年です。鈴木知事は11月26日、リニア問題について「解決に向けて動き出している」と述べ、静岡県議会の会派も一定の評価を示しています。 【写真を見る】リニア問題「解決に向けて動き出している」鈴木静岡県知事手ごたえ まもなく就任半年 県議会最大会派も「動きとしては非常に評価できる」 「リニアの問題、すぐに国土交通大臣やJR東海の社長にお会いをし、流域市町の皆さんとの会合も行って、意見交換も行った。全体の概要をしっかり把握して、解決に向けて動き出している」 26日に行われた定例会見の中で、就任からの半年間をこう振り返った鈴木知事。長年の県政課題「リニア問題」をめぐっては。半年で大きく動きました。 鈴木知事は、初登庁の翌週に国土交通大臣と面会。その翌日にはJR東海の丹羽俊介社長とのトップ会談が実現します。就任直後から相次いでキーマンと面会し、精力的に動きました。 さらに、鈴木知事はリニアのトンネル工事の前段階となる「ボーリング調査」の静岡県内での実施を認め、11月20日にボーリングが県内に到達しました。 「今のところ、順調に特に大きな問題もなく進んでいるので、予測の範囲内で推移しているなと。引き続き、状況を注視しながら、不測の事態に備えて、ボーリング調査なども進めていきたい」(鈴木知事) 鈴木知事の就任半年について、静岡県議会の最大会派・自民改革会議の相坂摂治代表は「これは早いなというのは、当選直後のリニアについての取り組み。動きとしては非常に評価できるんじゃないかと思う」と語りました。 一方、知事に近い第二会派の役員らは26日、2025年度の当初予算に向けた提言を行いました。ふじのくに県民クラブの田口章会長は「鈴木康友らしさが徐々に出てきている県政運営、これが進んできているのかなと。課題解決こそが、(リニア)建設促進につながるので、県が出している28項目(の課題)をしっかりフォローしてくれているのが、評価できる点」としました。 鈴木知事は、2024年度中に県政運営の基本方針となる新たな総合計画の骨格をまとめる方針です。
「できることから事業着手して、本格的には総合計画を策定し、それを実施してくこと、確実に施策の推進をしていく。ある意味、来年度からさらにスピード感をもって進めていきたい」(鈴木知事)
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