<けんた食堂>「本を手放さず生きてきた」 登録者120万人超えの人気料理YouTuber、豊かな語彙力の源は
--本は図書館を利用するのですか。
いえ。自分は本に線をたくさん引くんですよ(笑)。しゃぶりつくすぐらい内容をインプットしたいので、付箋もいっぱい貼ったり、付箋を貼るのが面倒になると折ってしまうこともあるので、お借りしたものだと絶対にできないじゃないですか(笑)。
◇「動画作りはエンジョイしながら」 今後の展望は
--よく聞かれるかも知れませんが、料理のネタは尽きませんか。
それはないですね。レシピサイトを20年やってきたので、レシピの知識の蓄積はそれなりにあるわけですよ。例えば、餃子のタネを作る時に、ハンバーグを作った時のやり方の一部を取り入れたら良いアレンジになるかも知れないなって。そういう自分の“やってみたいこと”で動画を作っている感じです。
--週に複数本動画をアップされていて、端から見ると大変そうに見えるのですが……。
私自身はまったく大変だと思っていないですね。YouTubeを再開した際「時間があるときは、動画を撮る男になる」と決めた自分との約束でもありますし、動画作りはエンジョイしながらやっています。
--なるほど。調理中や料理を食べる際の独特なオノマトペからも、楽しさが伝わってきます。
ありがとうございます。動画を編集している時に、この音面白いな!っていう瞬間があるんです。付けようと思って付けているのではなく、そういう時にだけ付けていますね。
--ご家族や周囲の反応は?
家族は喜んでくれていますし、街ではよく声を掛けていただくようになりました。私、体が大きいんですよ。なのですぐにバレてしまうので……(笑)。飲食店とかが結構大変ですね。ありがたいことに私のことを知ってくれているのですが、変なことはできないなって(笑)。
--今後の「けんた食堂」の展望はありますか。
外国の視聴者の方を増やしていきたいです。日本人が家庭でこういうの作って食べてるんだよっていうのを世界にも発信していけたらなと考えています。