『降り積もれ孤独な死よ』美来役でデビュー 18歳の新鋭・水野響心、俳優としての決意
カットが進んでいくたびに「終わらないで」
――クランクインは山下美月さんと一緒だったとか。成田凌さん、吉川愛さんとの共演シーンもそれぞれありました。 水野:クランクインのときは、頑張って緊張を隠すように、できるだけスンっとしていたんですけど、その場にいた全員が分かっていたと思います。山下さんにもバレバレだったと思います(苦笑)。でも山下さんは本当に優しくて暖かい雰囲気の方で、最初から気さくに話しかけてくださいました。クランクアップのときは山下さんと成田さんと一緒だったんですけど、対面で話すシーンが多かったこともあって、撮影の合間に3人でいろいろお話させていただきました。 ――頼れる先輩方ですね。 水野:シリアスなシーンが多かったですが、落ち着いて撮影できました。本番になるとピリッとするんですけど、メリハリがしっかりしていて、成田さんもいろいろ質問してくださったりして。待ち時間にはリラックスできたので、自分も一緒に切り替えることができましたし、最後はあまり緊張せずに、やり切ることができました。 ――吉川さんとは? 水野:とても自然体の方で、私もリラックスして撮影できました。灰川邸での撮影は夜遅かったんですけど、待ち時間にお話していた会話の続きのような感覚で、美来と花音さんの撮影もできた感じです。 ――ちなみにあの灰川邸は、実際にあるのでしょうか? 水野:あります! 本当にお城のようなあの邸宅が。庭や中もそのままですし、絵が飾られていた階段もあのままです。セットじゃないんです。「お城みたい」というセリフがあったのですが、素で言っていました。 ――そうなんですね! クランクアップは成田さん、山下さんと一緒だったとのことですが、いわゆる「ドラマのクランクアップ」で見られる光景は体験しましたか? 水野:はい! 撮影最終日は、撮影が終わるのが悲しくて。カットが進んでいくたびに「終わらないで」と思ってました。温かい現場で、撮影も楽しくて。終わったときは、山下さんが花束をくださって成田さんと3人で写真を撮りました。コメントもみなさんの前で言いましたが、緊張していて何を言ったか覚えていません(笑)。