バブル世代には懐かしいカラーリング！ スズキ「RGB500」が約580万円で落札！ フルカウルをまとったレーサーは市販ロードモデルでした
推定落札価格は600万円から700万円
この最後期のRGB500が先ごろRMサザビーズのオークションに出品された。出どころはカナダのトロントにあったデア・トゥ・ドリーム・ガレージで、別稿で取り上げたホンダの「NR750」と同じ。RGB500は2014年にコレクションに加わったとされ、写真を見る限りではカウルの状態もよく、メカ部分もきれいである。ただ、レース専用車の宿命として部品供給が生産後も長く続けられるわけではないため、その秘めたポテンシャルを存分に発揮して走ることは現在となっては難しいだろう。 実際、当初の落札予想価格は4万ドルから5万ドルで、日本円にすると600万円から750万円ぐらい。そのスペックやヒストリーからすると妥当な気もしたが、フタを開けてみると3万8400ドル、日本円で580万円ほどで落札された。やはりレーサーゆえに用途が限られることが影響したのだろうか。レースが終われば破棄されることも多く、世界的にも残存数は少ないだけに、もう少し高くてもいい気がするというのは正直なところではある。 ちなみにRMサザビーズの出品サイトではRGB500ガンマとの表記になっているが、A、Bと来てその次がCではなく、ガンマなので、Bとガンマが並ぶことはないので悪しからずだ。
近藤暁史（KONDO Akifumi）
