「数ヶ月前は木材を運ぶ仕事をしていた」 バジャドリードでサプライズをみせる18歳の大型DF
掴み取った夢
レアル・バジャドリードで活躍するジュマ・バーはヨーロッパで有望なDFだが、数ヶ月前はサッカー以外の仕事も行っていたという。『GIANLUCA DIMARZIO.COM』が伝えている。 [動画]バー先発! バレンシア戦で見事勝利を収めたバジャドリー 197cmの体格を活かしたフィジカルと素晴らしいスピードを併せ持つ18歳は、今季のリーグ戦で10試合に出場。元々中盤の選手だったが、センターバックにコンバートされたことがきっかけで才能が更に開花した。 輝かしい日々を送っている注目株だが、子供の頃は道端で遊ぶ時の靴さえも持っていなかったという。数ヶ月前まで毎朝4時に起きてシエラレオネにある父親のパン屋のオーブン用の木材を運ぶ手伝いをしていたそうだ。ヨーロッパのスカウトがシエラレオネに行くことは滅多にない中、当時中盤でプレイしていたバーを彼の代理人であるパトリック・モルク氏が発掘。そこから怪我人などの関係もあり、バジャドリードのトップチームで出場機会を得て、現在はラ・リーガの若手スターへと成長している。 スターターの地位を確立し、今勢いに乗るバー。ビッグクラブへのステップアップが近いうちにあるのだろうか。今後の活躍がますます楽しみな1人だ。
構成/ザ・ワールド編集部