長雨のカビに「換気扇」で対抗!24時間つけっぱなしだと電気代は1ヶ月でどれくらい?
雨がよく降る季節になると、湿度が上昇しやすくなります。お風呂場やクローゼット、キッチンなどにカビが生え、困った経験のある方もいるでしょう。 カビの除去や予防方法のひとつとして、換気扇の活用があります。換気扇により、カビの発生要因をおさえられるためです。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算 今回は、なぜ換気扇がカビの除去や予防に有効なのか、また使用したときの費用などについてご紹介します。
カビ除去や予防に換気扇の使用は有効
カビを除去するためには、カビの発生する要因を少なくする必要があります。カビが発生するおもな条件は以下の3つがそろったときといわれています。 ・湿度が80%以上(一部のカビは65%以上で発生することも) ・温度が5~35度前後(カビにとっての最適な温度は25度) ・ほこりや皮脂汚れ、食べかすなどの栄養素 換気扇を回すと、条件のひとつである湿度が下がります。そのため、カビ対策としても有効でしょう。換気扇を回すだけでなく、窓を開けるとより効率よく換気が可能です。 なお、エアコンでは除湿モードがありますが、久々に使用する場合だと中にカビが発生している可能性があります。そのまま掃除せずに使用すると、カビの胞子が部屋中に舞ってしまい逆効果になるケースがあるので、除湿前に汚れがないかチェックしておきましょう。
換気扇をつけっぱなしにすると電気代はいくらかかる?
メーカーや製品のタイプによっても異なりますが、浴室における換気扇の消費電力は10~15ワットほどです。仮に消費電力15ワットの換気扇を24時間稼働させたと仮定した場合、かかる電気代は約11円です。1ヶ月(30日)つけっぱなしにしたとすると、約330円の電気代がかかります。 一方で、キッチンの換気扇は、種類や運転モードによって異なり5~30ワットほどとされています。24時間あたりの電気代目安は約4~22円です。1ヶ月使用すると、約120~660円かかります。もしお風呂の換気扇とキッチンの換気扇を併用していると、電気代は1ヶ月で約450~990円です。 エアコンの除湿機能ですが、使用温度や環境によって金額は変動するため費用目安はさまざまです。また、除湿の方がエアコンの冷房より費用が安くなるとも限りません。除湿時の電気代が気になる方は、メーカーや家電量販店へ問い合わせましょう。 なお、電気代の概算にあたって、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電気代の単価目安、1キロワットアワーあたり31円を使用しています。