【ストロングスタイル】王者・村上和成 またも会見ボイコット 初代タイガー「陽動作戦ではないか」
初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレスのレジェンド王座を持つ村上和成(50)が、またもボイコット騒動を起こした。 12月5日の東京・後楽園ホール大会で村上vsスーパー・タイガーの同王座戦が正式決定し、21日には都内のホテルで両者出席の会見が予定されていた。 ところが登壇者に村上の姿はなし。顔面蒼白の平井丈雅代表が「本日になってキャンセルという連絡が来ました。ひと言、伝えてほしいということで終わりました。『腹くくって待っとけ』。この言葉、ひと言だけ発せられました」と説明すると、会見場は騒然とした。 挑戦者のSタイガーは怒り心頭だ。5日新宿大会のタッグ戦ではマスクを引き裂かれた因縁もあり、「お前が腹くくって待っとけよ。ただの試合じゃないからな。殺し合いだ。わかってるのか、村上! 命かけて来いよ!」と声を荒らげた。しかも、王者の村上は10月15日に行われた会見も欠席しており、会見ボイコットはこれで2度目となる。 ただし、冷静に事態を見守っていた初代タイガーは「小林(邦昭)さんと対戦した時、試合前の絶対やってやるぞという気持ち、ワクワクする気持ちを思い出した。若い人たちにそういう魂を継いでほしい。素晴らしい試合がなされることが保証されたようなもんです」と、このピリピリムードを高く評価する。 一方で、まな弟子のSタイガーには「注意しなきゃいけないのは、これは陽動作戦ではないかと。言っておきたいのは、陽動作戦に引っかからないこと」と忠告した。遺恨深まる両雄の王座戦はタダでは済みそうにない。
東スポWEB