【ソフトバンク】松本晴、プエルトリコで藤浪晋太郎からコントロールの大事さ教わる
ソフトバンク・松本晴投手が18日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今季プロ初勝利を含む2勝を挙げた左腕は100万増の年俸900万円でサイン。11月6日から今月17日まで派遣されていたプエルトリコのウインターリーグでは、メジャー復帰を目指す藤浪晋太郎投手とチームメイトとなり、投球哲学を学んだことを明かした。 プエルトリコでは藤浪と同じカロランテに所属して、先発で6試合投げ、3勝2敗、防御率3・38。21回1/3で32奪三振、4四球だった。MAX153キロの速球を持つが、「ブルペンの隣で投げていて自分のボールがハエの止まるようなボールにしか見えない。藤浪さんはえげつないミサイルみたいな球を投げている。自分ももっと高いレベルで日本でも活躍していくためには、そういったボールを投げないといけない」と、最速165キロの藤浪とのレベルの差を痛感させられたという。 藤浪からは投球マインドも教わった。「速い球をストライクゾーンに投げるというところ。『ストライクゾーンに投げられないと意味ない。打たれる打たれないは運なんで、仕方がない。ストライクゾーンに投げるのを一番大事にしている』というふうに言っていて、まずは自分もストライクゾーンに強い球を投げるというのをテーマにしています」と明かした。制球に苦しんできた藤浪だからこそ、重みのある金言だった。 藤浪はメッツからFAとなり、来季の所属は未定。プエルトリコでの成績はこの日まで、先発で6試合、20・2イニングを投げて、防御率3・05。24奪三振、11四球。
報知新聞社