鎌倉ハム富岡商会 店舗を刷新、テークアウト商品強化
ニッポンハムグループの鎌倉ハム富岡商会は10月5日、鎌倉駅前の観光客も多い小町通の既存店を新装し、若い世代に向けた新ブランド「KAMAHAM PLUS +」を開設した。 商品は見栄えを意識した「とんとん棒」や、店内切りたての「魅惑のももハム」などテークアウト商品を拡充した他、SDGs視点で開発した土産向け商品などを新たに開発。「鎌倉のブランドとして全国に発信する」(髙梨正広社長)としている。 同店は、鎌倉駅徒歩3分で観光客も多い小町通と好立地にあり、同通は若年層や外国人観光客などに人気で食べ歩き客も多い。そこで、若年層向けでテークアウト商品を拡充させた新コンセプト店を開設し、テークアウト商品5種8品や土産向け商品を新たに開発したほか、ハムなど既存流通の人気商品も揃えた。
主なテークアウト商品では、「魅惑のももハム」(500円)は、客の目の前でスライスする切りたてのハムを、イタリアから輸入したグリッシーニ(スティック)に巻いてブルーベリーソースやハニーマスタードソースを付けて食べる新しい食べ方を提案。ソーセージ串の「とんとん棒」(350円)は、豚の小鼻を焼き印してあるので、顔の前に商品をかざしてポーズを取ると子豚フェイスとなり、見栄えの良い写真が撮れるなど若い世代から人気が出そうだ。 そのほか、鎌倉商工会議所公認の「鎌倉ドッグ」(600円)は、18センチのロングウインナーを使用するなど、いずれも同社の人気主力商品を使用している。 また、土産向け商品として、ハム・ソーセージの生産工程でロスとなっていた端材を活用し乾燥させたスナック商品「HAMSOBE(ハムソベ)」から、ももやロースなどの6品(各299円)も販売する。価格はいずれも税込み。 髙梨社長は「店舗を当社の情報発信拠点とし、テークアウトのライブ感や美味しさを楽しんでいただき、鎌倉を盛り上げていきたい」と話した。